1/35スナッピングタートル[ST版](WAVE)
 2022年11月発売。既出のスタンディングトータスMk-Uの流用キットですが、本来は設定的にも作中での登場順でもスタンディングトータス(無印)が起点で、そこからスタンディングタートルとトータスMk-Uが派生していて、前者をカスタマイズしたものがスナッピングタートルという流れです。なお、設定上中身はカスタマイズされていますが、外観は色以外スタンディングタートルと全く同じ。
 そういうわけでMk-Uとは膝下と背面装備がはっきり相違している他、胸板のディテールが違ったり前腕にアームパンチ用排莢口が追加されていたりもするのでそこも新規パーツ。あと肩装甲上面にフックが追加されていますが、肩装甲自体は共通パーツで制作時に穴を開けるという、スコープドッグの脇腹の固定武器と似たような仕様になっています。

 全塗装しました。だいたいガイアのボトムズカラーで塗っていますが、白っぽい部分は成形色はかなり黄色っぽいというか薄めたダックエッググリーンみたいな色味ですがブルーホワイトを使っています。ただ、今回ポリパーツもこの色で腕の付け根等で露出するので色は合わせた方がよかったかも。
 色分けは眼の付近の黒がシールなのと、あとレンズの縁と胸部機銃のパープルグレーはグレーグリーンで代用されています。それと設定に合わせるには肘関節部の白いパーツを青く塗る必要もあります。それとスネは白いパーツを芯に上半分だけさらに青いガワを被せて色分けされていますが、上端の膝関節の軸受部に白が露出したりも。
 ところで今回パーツの噛み合わせが固すぎる部分が多くて、新規パーツはともかくトータスMk-Uから流用している部分も以前より固い印象です。無理に押し込もうとすると隙間が埋まらなくなる可能性もあるので、感触が固そうならピンか軸受に切り欠きを入れて調整した方が良さそう。個人的には特にコクピットハッチの組み立てが難儀で、最終的にピンを全部切ってしまいました。

 眼はST版なので不透明。UVレジンを流してみました。
 例によって視線を動かせないデザインなのがポージングには不便です。

 クメン編の機体もだいぶ揃ってきたので、マーシィドッグは早めに欲しいところです。

 武装はハンドロケットランチャーのみ付属。ターボカスタム(ST版4体セットとPS版)に付属していたのと同じものです。
 手はいつもの拳と武器用で、武器用のみパーツの選択で手首の角度を変更可能。

 例によって胸が分厚いので両手持ちは可動範囲ぎりぎりです。

 スワンピークラッグは可動で展開可能。ビートルやベルゼルガWPではアームが曲げ可動で展開していたのに対し、今回は支柱が脚側の基部に対しスライドして伸縮する構造ですが、この支柱とスライド穴との噛み合わせもやっぱり固いのでスムーズに動作させるには削っておいた方がよさそうです。
 脚と支柱基部、支柱と板をつなぐ部分がそれぞれボールジョイントなので足首の曲げ可動にも追従できますが、この可動部が白いポリボールで後者では穴の縁から若干露出するうえに周囲は全部青いのがちょっと目立つかも。なお、このポリはベルゼルガやビートル、トータスMk-Uとも共通なので、私はトータスMk-Uで余るグレーのものと入れ替えました。

 

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