COMBAT ARMORS MAX11 1/72 ソルティック HT128 ビッグフット
 複座型の大型機ということで仕様としてはブロックヘッドに比較的近い機体ですが、元々はソルティック社でラウンドフェイサーの後継機として開発が進められていたものを途中で寒冷地用に変更した、という設定。ちなみにブロックヘッドはガンナー系も手掛けているアビテート社製です。
 バリエーションとして全身の大半を布で覆ったものも存在していますが、軽量化が目的だったパジャマソルティックとは違って降雪対策で、布の下には装甲もそのまま残っています。で、それのキット化については、とりあえずランナーのパーツ配置からは想定していなさそう。

 全塗装しています。本体色は塗装見本や箱絵だと成形色より暗めで、カラーガイドの指定色(ダグラムカラーのグレーバイオレット)は逆に明るめになっていますが、設定の色味には成形色の暗さが一番近いようなのでそれに合わせました。というかボトムズカラーのダークバイオレット(ベルゼルガ本体色)が成形色にかなり近い色だったのでそれをそのまま塗っています。
 本体はアンテナが基部のグレー部分までまとめて白成形なのと、ミサイルポッドが赤単色で縁の色分けが無いのと、クリアパーツに色が無いのと、あとコクピット内装とパイロットが色々足りないくらいでだいたいは色分け済み。
 設定画だと首回りのダクトっぽい部分の赤は他の赤より明るい色味のようにも見えるのでそのように塗ってみましたが、写真だと違いが出ていませんね。
 関節はABS不採用のポリ主体で、構造は従来のものとだいたい同様。
 ミサイルポッドは胸部上面左側に挟み込みで固定されます。ミサイルを受ける凹部自体は右側にもあるので(組むとパーツが被さって隠れるようになっています)、簡単な加工で右側にミサイルを付けることも可能。ミサイル自体は基部にヒンジがあって上下旋回可能。
 他のキットだと背中にオプションが付くか、もしくは何も無くてもジョイントだけは用意してあったりしましたが、今回は特に何も無いです。
 寒冷地用ということで足裏には当時の設定画でも他のCBアーマーには無い滑り止めっぽい凹凸が描かれていましたが、キットでもそれが再現してあります。
 関節構造はだいたい従来のキットと同様ですが、肩を前に引き出す部分はかなり大きく動くようになっています。ポリ主体でABS等は特に使ってありません。パーツの合わせ目は前腕以外は目立ちにくい処理になっています。

 コクピットは複座。上下配置で下の人はほぼ密閉されていたブロックヘッドとは違い、前後配置で2人ともキャノピー越しに見えます。フィギュアは2人ともポーズも含めて全く同じもの。
 コクピット内装は腹部と同じダークブルー成形です。
 キャノピーは無色クリアで白い枠は塗装済み。中途部のグレーの太い枠は別パーツになっています。
 キャノピーは前にスライドさせてから上に跳ね上げて開くようになっていますが、このスライドがちょっと固めなので削って緩めておいた方がいいかも。

 単座型CBアーマーより大型ですが、ブロックヘッドよりはちょっと背が低いです。

 武装は手持ち式のリニアガンと左肩に固定のミサイルランチャーが付属。手は拳、平手、リニアガン用が左右それぞれ付属します。
 リニアガンは腹部と同じダークブルーと太股等と同じ白の2色成形。いずれも指定色とは相違しています。
 リニアガンのフォアグリップ裏面と手指の内側には肉抜き穴があります。

 腰の装甲は完全に固定なので、股関節の可動範囲はあまり広くないです。

 

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