COMBAT ARMORS MAX13 1/72 サバロフ AG9 ニコラエフ
とうとう二脚型の本編登場CBアーマーがコンプリートです。
他社より先に要求水準を満たして完成したのでとりあえず制式採用はされたものの、性能に色々と問題があって少数生産で終わった、という大戦期の兵器にありそうな設定の機体。
全塗装しています。本体色の緑は指定色(ガイアのスコープドッグ用ライトグリーン)に合わせましたが、成形色はさらに薄くて旧キットのゾックみたいな色味です。
ミサイルランチャー前後の黒い部分や開口部の中身、スネ後部のダンパーみたいな部分の色分けが足りないのと、あと連装リニアカノン(赤い大砲)は尾部のグレー以外は全部赤成形です。ミサイルは先端の赤は色分け済みですが、後部の穴は塗る必要があります。
太股とスネの正面に合わせ目が出る他、上半身もパネルラインっぽく処理されていますが合わせ目ががっつり出ます。
関節はABS不採用のポリ主体。膝が挟み込みなのに加えて、スネ後部のダンパーみたいなものが足先につながっていて足首の可動に連動する構造なので、足首も組んだ後には分解しづらいです。
他の機体より上半身がかなりシンプルなので、組み立ても比較的短時間で済みます。
なお、上半身は左右対称な構造で、連装リニアカノン基部も左右両方に付いていますが、左のみ蓋をするようになっています。特に説明は無いですが右の蓋パーツも付属するので、左右逆にしたりカノン無しにすることも可能。ただ、蓋パーツは一度つけると外すのは難しいので、一旦組んだ後で組み替えるなら何らかの加工が必要です。キャノピーは枠が塗装済みで、基部が前にスライドしてから開閉する構造。キャノピーが大きくてコクピット自体も広いので、中身も塗っておかないと目立ちそうです。
キャノピーの他にコクピット両脇の照明と上の赤いセンサーっぽいものもクリアパーツ。今回は無色成形ではなくて、かなり薄めですがスモーククリアになっています。二脚型の単座機としては、機体全体のボリュームは特に大きくも小さくもないです。コクピットは最大級ですが。
腹部より下はシリーズの他のキットと同じような構造で動きます。腕は無いですが腰を回したり反らしたりで視線は動かせるので、意外とポージングしやすいです。
リニアカノンは基部で上下に動く他、横にもいくらか回せます。ミサイルポッドは基部の軸での上下回転のみ。