COMBAT ARMOR MAX28 1/72ビッグフット Ver.GT
 2023年10月発売。「Get Truth 太陽の牙ダグラム」からの、ダグラムに続いてのキット化です。
 ダグラムVer.GTは先に単行本特典として発売したものを仕様変更して一般販売だったのでTV版キットよりパーツ数を抑えてコストダウンしたつくりでしたが、今回もそれを継承していて、ポリパーツ不採用で足裏に肉抜きが露出したりコクピットの開閉がオミットされたりしています。
 なお、パッケージ側面の写真(というかCG)は宣材と同じ未塗装状態のもので、説明書は巻頭に原作の彩色設定画、巻末に線画を彩色したカラーレシピ&マーキングガイドが載っていますが、彩色状態の見本写真は全く無かったりします。

 全塗装しました。設定上は胴体側面や肘・膝の内側の装甲がピンクで、各部のダクト等は本体装甲とは色味の違う紫ですが、成形色は両方ピンクになっています。白と紫は地色に寄せて、ピンクは彩度が高すぎる気がしたのでちょっと濁らせました。
 ダクト類は背面の7ザック以外別パーツにはなっていますがピンク成形なので塗る必要があるのと、スネ側面ダクトの縁等の白も塗装が必要。あとスネ下端の白はデカールが付属します。
 関節構造はダグラムGTとだいたい同じですが、股関節のグレーの部分はボール受けのブロックの前後を板で覆う構造で、付け根が露出しないようになっています。あと首は動きません。

 コクピットは開閉はできませんがキャノピーはクリアピンク、枠は白で色分け済み。内装はダグラムGTと同様にパイロットが一体化していて、さらに両脇のダクトも一体化している関係で丸ごとピンク成形です。あとアンテナ基部の六角形は白成形で、内側のピンクは色分け無し。
 TV版のキットはダグラム以外の機体のパイロットはほとんどが連邦軍の制服姿で体形も揃っている一般兵士然とした造形でしたが、今回は明確にトラビスとアウラとして造形されています。
 ちなみにカラーガイドに作中で2人がコクピット内にいる場面(単行本2巻冒頭)が掲載されているので、塗装の際にいちいち単行本を参照しなくてもいいのが地味に助かりました。

 ダグラムより大柄ですが、TV版ビッグフットと比べると頭部がかなり小型化して手足もだいぶ細くなっているので、全体としてかなり縮んでいる印象。

 武装はハンドリニアガン、大型ソード、6連装ミサイルポッド(断面が楕円)、7連装ミサイルポッド(円筒状)、2連装カノンが付属。手は左右の拳のみですが、ハンドリニアガンはグリップに右手が一体化している構成です。
 背面のザックの左右に武器を装備可能ですが、右側は7連装ミサイルポッドのみ取り付け可能で、左は6連装ミサイルポッドと2連装カノンの選択式。作中のトラビスとアウラの機体は常にハンドリニアガンと大型ソードを持っていた他、背面装備が出撃の時点では6連装ミサイルポッドのみ、途中で換装して7連装&カノンになっています。
 なお、背面のジョイントは他のキットとは互換性無し(アニメ版ビッグフットはそもそも背中に何も付いていません)。

 大型ソードはグレー単色で、他は砲身のストライプや凹部の黒以外だいたい色分けされています。
 ハンドリニアガンはフォアグリップが可動で展開可能ですが、それを握れる手は無いです。

 大型ソードは前腕の両側面のジョイントで本体と固定具をそれぞれ接続する構造。右腕にも付けることは可能です。なお、カラーガイドによるとソード基部の紫は他の部位とは違う色ですが、ダクトや武器に合わせました。

 ソードは作中では普通にそれ自体を武器として使う他に、「戦艦の主砲並みの火力」とされるカノンを撃つ際に地面に突き刺して反動を逃がすのにも使っています。キットでも一応脚をできるだけ曲げればぎりぎり刃先が地面に届かなくもないです。

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