DarkAdvent Krakendress ラーニア DX ver.1.2(スカイチューブ)
 2023年10月発売。シリーズ第2弾として発売されていたラーニアのDX版の素体の一部パーツを3人目のアイシスで新造されたものと置き換え、既存パーツにも調整を加えたリニューアル版。初版にはDXじゃない方、さらに差分パーツのみの販売もありましたが、今回はDXのみです。
 で、DXの追加要素には掲載するとレーティング上まずそうなパーツも含まれているので、その辺は今回は省略しています。
 全く同じ形状のパーツが2組入っていて選択式になっている部分がいくつかあって、色が違ったり材質が違ったりしますが、材質については組立図の方では特に言及が無いのでパーツリストで確認しておく必要があります。
 なお、私は初版の方は持っていないので、そちらとの相違については商品説明とランナー構成からわかる範囲のことしか把握していないのでご了承願います。

 まず素体。肌の他にパールホワイト成形の部分も地色の上からフラットクリアを塗って、他は塗装しています。髪と青の色味はイラストを参考に調整しています。青はもっと紫に寄せてもよかった気もしますが、まあどのみちうちの環境で撮影した写真だと紫はちゃんと発色しませんが。
 メーカーが違うのでパーツ構成には相違もありますが、マシニーカ素体なので関節構造はメガミデバイスと共通です。造形的にはスネ正面にエッジが立っているのが特徴。
 手はPVC、手首はPOM製で、股関節の軸等はPOMとABSの選択式。ただ、素体をほぼ全身単色だったアイシスから流用している関係で、肩関節の軸はPOMのものも入っているけど成形色が青なので使えなかったりもします。

 顔は塗装済みパーツが5種類と未塗装のものが1つ付属。もみあげ的な部分は素体状態でも金色のツノっぽいパーツを使うのがデフォルトですが、髪と同じ水色のパーツも付属しています。

 クラーケンドレスを装着して武装状態になるわけですが、単体でもモビルアーマー的な何かに見えなくもないです。ただ、下面には3ミリ軸はあっても穴は無いので台座で浮かせるにはてきとうなジョイントパーツが必要。

 武装状態への換装は足先のみ丸ごと交換しますが、他は前腕、足首、背中のジョイントにパーツを追加し、上腕のロール軸を一旦外してパーツを挟むだけで完成します。クラーケン部分は丸ごと背中に付けるだけで、頭部の分解や胸や腰の差し替えも不要なので、この手のキットとしては工数が少ないし余るパーツも足先だけです。
 あと着脱するパーツが少ないのに加えて嵌合も適度に調整されているので、勝手にパーツが外れたりすることもほとんど無いという長所もあります。フード左右のソードは多少外れやすいですが。
 ただ、着脱が容易な代わりに素体の前腕や膝に3ミリ穴が露出しているという問題はありますが。あと素体状態で上腕のロール軸に挟む武装無しのリングパーツは無いので、素体と武装状態で腕の長さが若干変化します。
 なお、クラーケンの触手部分には2本ずつ束ねた状態で固定するためのパーツも付属しますが、少なくとも1.2に関してはロックしなくても位置決めはスムーズで固定しなくても特に問題無さそうなので使っていません。
 組み立て式の台座が付属し、本体の他におともクラゲ(原文ママ)2体を同時に展示可能。なお、本体の接続は3ミリ軸ですがクラゲは専用ジョイントです。
 支柱は両端のパーツは余りませんが中途部は余るので、クラゲ用の支柱の中途部は本来は各1個だけですが2個使っています。
 素体は色分け済みですが、武装のピンクは色分け無しで一部はデカールが付属。あとピンクではない凹部は黒く塗るのが正解のようですが、パールホワイトのパーツは裏に透けるしコントラストも強すぎる気がしたのでグレーのスミ入れで済ませています。
 武器はメイスが1つと、フードの左右に付くクラーケンソードが1対付属。ソードは色分け済みです。あとメイスのトゲは白と金の2セット付属していて、基部の軸受は中にPOMのパーツが入っています。
 手の交換パーツは大量にありますが、手の甲に装甲が付いたデザインのものと何も無いものが混在しています。

 フードは可動で展開可能。

 触手は4本がそれぞれ可動で展開する他、左右2本の基部がそれぞれ中央部に対しロックされているのを外して展開することも可能。上のフードを下げた状態が基部はロックしたまま触手だけ個別に展開した状態で、下が基部も展開した状態です。
 初版から調整されたおかげか可動はスムーズですが、触手先端の金色のパーツはCジョイント的な接続で切り欠きが大きいためか外れやすいです。というかパーツ構成的にここは挟み込みでよかった気も。

 メイスのトゲを外しておともクラゲを取り付けることも可能。
 なお、クラゲは金色のフィンが開閉可能で、あと胴体がスライド展開して中に入っているクリアパーツを露出させることも可能。さらにスイッチと電池ボックスが一体化したLED基板が付属するので発光させることもできます。

 そういうわけで換装の手間が少なくてパーツの余理も少ないのと、1.2に関しては可動部も動かしやすいので、この手の武装付きキットとしては取り扱いのストレスが少ない方でした。

 

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