MODEROID 1/60 AV-X0零式
外観がよく似た別機体が漫画版にもいましたが、零式そのものは劇場版1にしか登場していないため、マーキングも含めてキットの仕様はそれに準じています。ただ、胸の文字と背中の逆三角は2種、左肩の四角は4種の選択式ですが、劇場版とTV版とREBOOT版に対応していたイングラムと違ってマーキングの種類については特に説明が無いです。
あと、例によってカラーガイドはありません。
全塗装しています。今回はクリアパーツのみ彩色済み(全く同じパーツの未彩色のものも付属)で、ヘルダイバーとは違って腰の照明等はデカールで処理されています。あと成形色はイングラムと同様で、つまり白い部分はライトグレーになっています。
肩正面の丸いクリアパーツは塗装済みパーツも塗ってあるのはクリアレッドだけで縁の白は塗装する必要があるのと、肩の回転灯基部の黒とオレンジ、腰のオレンジと白等はデカールで処理されていて、あと頭部ブレードアンテナ先端、胸ダクトの中身やシールドの縁等は色分けされていません。
で、写真はマーキング類はデカールを貼って、腰のオレンジ等は塗装した状態です。
関節構造は大まかにはイングラムと同様ですが、肩装甲は換装の必要が無いためか組んだ後で分離できなくなっていたりします。また、上腕外装とシーリングが斜め上に広がった形状のせいで肩を横に上げる可動は制限されます。
頭部は通常時とレーザースキャナ展開状態のそれぞれを再現したものが丸ごと付属。
ユニット構成はイングラムを踏襲しつつ、かなり鋭角的なラインになったうえに背も伸びています。
武装はシールドのみ付属。あと左前腕に棒状のパーツが入っていますが、イングラムのスタンスティックとは違って太さが均一でグリップやスイッチのようなものも無い丸棒のうえ、これを握れる手も付属しないので実際スタンスティックなのかどうかはよくわかりません。
手は左右の開いた手が指の曲げ方の違う2種類と、あと右のみ指を揃えて伸ばした貫手用のものが付属。
シールドは色分け無し。左腕にジョイントパーツを介して取り付ける構造で、外すと四角い穴が露出してそれなりに目立ちます。あとジョイントとシールドの接続部が丸軸で回転可能。腕の伸縮ギミックはイングラムと同様に伸びたフレームのパーツを前腕と手の間に追加する構成で延長状態を再現していて、延長部は1個のみ付属。イングラムのものとはパーツ構成が変化していて、シリンダーは一体成型になっていますがケーブルの本数が増えてボリュームも増しています。