MODEROID 1/60 ヘラクレス21&ボクサー
 2023年4月発売。作業用レイバーの2体セットで、先行したブルドッグと同様に、シリーズの他のキットより簡略化された構成になっています。
 外装がヘラクレスはオレンジでボクサーはライトブルーの通常版と、ヘラクレスがカーキでボクサーがオレンジのアナザーカラーVer.が同時発売されていますが、これは通常版の方。個人的にはボクサーが青でヘラクレスはカーキという印象でしたが。
 なお、グレーのランナーの一部には2種のパーツが混ざって配置されているので、セット以外での販売は無さそうです。

・ヘラクレス21
 設定上はタイラントやブルドッグと同様に菱井インダストリーの製品。言われてみれば顔以外はブルドッグに似て・・・いなくもないような。

 だいたい全部塗っていますが、ボクサーと違ってクリアパーツは不採用で眼の赤のみメタリックで塗装済みなので、そこは地をそのまま残しました。
 成形色はグレーとオレンジの2色で、宣材で白い部分と腰後部の黒はシールが付属。ブルドッグと同様にナンバープレートの文字は無いです。で、ボクサーもですがグレーはシーリングとそれ以外で色味を変えて塗っています。
 足先は1パーツなのでグレーの色分けは無いです。あと膝の外装は全周でつながっているデザインのようですが、後部中央だけ中身と一体成型でグレーなのでここはオレンジで塗っています。
 ボクサーもですが、グレーの関節部の一部には側面や後面にかなり大きめの肉抜きがあります。

 頭部はこういうデザインなので固定です。

 ブルドッグと同様、腕と脚の付け根は挟み込み。そういうわけで肩を前後にひねったりはできませんが、基本的な関節は一通り動きます。手首もボールジョイント入り。

・ボクサー
 設定上は篠原重工の製品。篠原は主役機イングラムのメーカーでクラブマンやぴっけるくんも作っていますが、2脚の作業用レイバーに関しては機種が少なくて登場頻度的にも菱井よりシェアが狭いようです。

 クリアパーツ以外は全部塗っています。ヘラクレスと違って足先も2色で色分けされているので、コクピットの中も青いのを除けば塗らなくてもあまり違和感は無いかも。
 こちらは塗装済みパーツは無し。腕の縞模様と肩の「B」マークのシールが付属しますが、とりあえず省きました。なお、縞は黒黄と黒赤の2セット付属。

 キャノピー、頭頂部の照明、その間の照明もしくはセンサーのようなものが無色クリアパーツ。コクピット内は無人ですが座席やレバーが造形されています。
 どこが眼なのかわからない(というかどこを眼と想定しても割と顔っぽく見える)デザインには特撮怪獣っぽさがあるような気も。

 関節はだいたいヘラクレスと同様ですが、デザインの相違で腰は横回転のみだったヘラクレスやブルドッグと違ってボールジョイント入りで多少曲げられます。あと手首に相当する関節は無いデザインで、手指と中央のパイルも固定。なお、左右で指の形状と数が相違します。

 ブルドッグはスケールの割に座席がかなり小さ目でしたが、ボクサーはスケール相応になっていて大きさがかなり違います。まあ暗い色で塗っておけばよく見えないのであまり気になりませんが。

 

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