MODEROID 1/60ヘルダイバー
 イングラム、ブルドックに続くシリーズ第3弾。劇場版1作目とTV版に登場していて本体形状には相違は無いですが、頭部が2セット付属してカラーリングが相違するTV版の不破機を再現可能だったり、TV版のみ登場のコンバットナイフが付属したりと、基本的にはTV版準拠のようです。なお、シリーズ共通の仕様としてカラーガイドは無いです。

 全塗装しています。カラー設定画が見つからなかったのと、劇場版の登場シーンは短いうえに夜間戦闘のみで、さらに暴走するHAL-X10を制圧するという役回りで画面はおおむねそのX10の方を主に映す構図だったりもして配色がさっぱりわからないので(額のセンサーが青ではなくオレンジということは確認できますが)、とりあえずTV版準拠で塗っています。ただ、背面のセンサーもしくは照明が付いていそうだけど特に色分けの指定が無いモールドを塗り足したりもしていますが。
 成形色はグリーン、緑寄りのサンドイエロー、グレー、無色クリア。クリアパーツの他、足先と小隊長機の頭部のダークグレーは塗装済みになっています。
 イングラムでは回転灯以外の照明は全部デカールでしたが、今回は腰の色分けは塗装済みになっていて、デカールは胸のマークと背中の文字のみ。
 箱絵や見本写真と比べると成形色はグリーンが青寄り、シーリング部が緑寄り、足先がほぼ黒からダークグレーになっていたりと色味が全体的に相違しています。
 腰のオレンジではない方の色分けは白で塗装済みですが、他の媒体では胸に2つ並んでいる丸い照明の内側の方や膝の四角いパネル等と同じ水色で塗られている場合が多くて、胸はともかく膝の水色も何なのかよくわかりませんが、とりあえず照明だと解釈してメタリックで塗っておきました。
 スネの丸穴は全部開口していて、中身のフレームはシリンダーやケーブルのような構造が造形されています。
 イングラムと同様ポリパーツは不採用で一部がABS。関節構造も似ていますが、腕が太くなったのもあって肘はいわゆるガワラ曲げが可能になっている他、肩は胸のシーリング部分を丸ごと前に回せるので、旧OVA版空挺レイバーの射出姿勢のように90度近く前に曲げることが可能になっています。

 頭部は同じ形状のものが2セット付属し、片方だけ額がダークグレーで塗装済み。また、バイザーはランナー1枚に3個入っていて、うち2つはクリアブルーとオレンジで塗装済み。なお、額の小さいセンサーは色分けされていません。
 イングラムではクリアパーツの裏にディテールが付いていましたが、今回はクリアパーツは平面で中身にセンサー類が造形されています。
 オレンジだけ透明度が低いので、写真のものは無塗装のパーツにクリアオレンジを塗ったものを使っています。ただ、写真は中身をシルバーで塗装した状態ですが、無塗装なら透明度の低い塗装済みパーツを使った方が発色は良いかも。
 2つある頭部の片方はTV版の小隊長機に準じたカラーリングになっていますが、TV版だと胸部中央下部もダークグレーで塗られていましたが。
 ちなみにバンダイ製旧キットだと額の色分けは無くてバイザーはクリアブルー成形でした。
 あと、後頭部は左右分割で、丸モールドは中央にあるものだけ造形が省略気味になっています。
 胸部中央の覗き窓と左右の丸い照明は丸ごと一体成型で無色クリア。

 全体的にイングラムより若干大柄。意外と横幅があります。

 武器は腕の機銃の他にバンダイ製キットには無かったコンバットナイフ&鞘も付属しますが、その旧キットにはあったパラシュート装備は付属しません。
 手は拳、平手、ナイフ用が左右それぞれ付属。
 左右の前腕にはそれぞれ2つずつ四角い凹モールドがあってグレーで色分けされていますが、そのうち右腕の1つのみが深い穴になっていて、機銃はそこに取り付け可能。

 機銃に付いているハンドルに手を添えることもできますが、肩をかなり前に曲げる必要があります。
 イングラムの銃器と違って機銃は銃口がスライド金型で開口済み。

 ナイフの鞘はスライド金型での1パーツ構成で、腰後部に取り付け可能。付けない場合は穴を塞ぐパーツが別途付属しますが、その一方で背中の台座用3ミリ穴は露出しています。
 ナイフそのものも1パーツでグレー成形。

 脚部のダイブブレーキは可動式で展開可能。

 

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