ストラクチャーアーツ 1/72フロスト
 通常版は2022年2月発売のVol.2に含まれていましたが、今回組んだのはライトグレーVer.の方。現在ではかなりラインナップが増えて安定してきた感じですが(Vol.6が24年5月発売予定)、Vol.1と2の間は丸1年以上開いていました。
 なお、これに関してはライトグレーVer.の他に、本体パーツを赤成形にして6体セットにした地獄の壁Ver.も出ています(1作目に「地獄の壁」という赤いフロスト6機編成の部隊が敵として登場しています。1ではネームドの敵は他のステージだとせいぜい1〜2人程度のところに一度に6人だしスキルが揃っていない序盤のステージだし乗機も格上だしミサイルを積んだモブまで随伴しているしで、作中でもかなりの難所だったりしました)。
 フロストは1作目から登場しているヴァンツァーで、OCUに対する作中の二大勢力のもう一方のUSN(ニューコンチネント合衆国)の大手企業ディアブル・アビオニクス社の製品。ゼニスに対しUSN陣営の代表的機体ですが、バランス型のゼニスに対し装甲を重視した重量級の機体。あとシリーズのナンバリングタイトルは1から3まではOCU出身者が主人公(1はPS版以降はUSN側シナリオが追加されていますが。あと2までは傭兵または軍人なのに対し3のみ元々は民間人)で全部ゼニスの系列機が初期機体(厳密にはプロローグの後で乗り換えたり逆に1面だけ違う機体だったりもありますが)なのに対しフロストは3には出演すらしていませんでしたが、4はECとUSN所属の2人の主人公のシナリオが併走する形式で5では主人公がUSNの正規軍人になったので出番が増えています。
 余談ですがシリーズの時系列は1→4→2→3で、5は1の少し前から3の冒頭あたりまでの作中時間で20年以上の期間にわたる話。
 あと当初は見た目が同じで性能だけ違う上位種としてブリザイアという機体が存在していましたが、改造の導入後はフロストとは機体特性が違う機体(見た目もやや相違)として再設定されています。ちなみに5では前述の地獄の壁の機体も通常のフロストとは外観にも相違がある別機体(カスタム機)扱いに。
 ところでゼニスのページで書き忘れていましたが、このシリーズは総じてパーツ表面の離型剤は多めで、塗装する場合は洗った方がいいです。
 あとこのシリーズが1/72になっている理由としてスケールモデルと組み合わせられるという点が商品説明で言及されていますが、1/72は航空機は豊富だけど車両はアオシマとフジミが陸上自衛隊関連のものを展開している以外は海外メーカー製品が主で色々とハードルが高い感じですが。
 ちなみに1作目ではユニットとして入手できる補給車が敵としても登場するのを除けばヴァンツァー以外のメカは護衛対象のNPCのヘリくらいでしたが、2以降は敵として戦闘ヘリや戦車等も登場しています。

 全塗装しました。個人的にはやっぱりあの赤いのが6機出てくるところの印象が強いので赤くしましたが、赤は均一に発色させるのはやっぱり難しい、というか厚塗りになりました。
 例によって関節部と軸受けのPOM以外は単色成形。

 頭部は当初のデザインに近い首が埋まったタイプと、頭と胸が分離して首が回るタイプの2種付属。首が埋まったタイプは組んだ状態からそのまま取り外すのは難しいですが、背面を接着しないでおいてそこを一旦外してしまえば一応交換できます。
 1だと装甲の隙間がツインアイっぽく発光している感じでしたが、今回は中にセンサーっぽいものが入っています。

 重量級の機体ですが、設定上パーツが規格化されて互換性があるので特に大きいわけでもないです。

 武装はライフル、マシンガン、ロッド、トンファー、パイルバンカー、肩武器のミサイルランチャー、ターボバックパックが付属。手持ち銃が3つ以上付いていてそれ以外の武器は少なかったり無かったりすることが多いシリーズですが、今回は格闘武器が豊富で肩武器もあって銃も自前で2つはあるので単体でのセットアップの幅が広めです。
 手はゼニスと共通の形状追記:別形状でした。手首付近の凹凸のディテールが相違。

 パイルバンカーの槍部分は前後にスライドできます。あと腕の丸穴と本体をつなぐジョイントは別パーツで、板部分に対する位置を選択可能。これはシリーズのシールドにも共通した仕様です。
 個人的には動かない方の頭部の方が旧作のイメージに近くて好みですが、首が動かないと武器を正面以外に構えるポーズは不自然になる感も。

 このライフルも含めて、シリーズ共通の仕様としてマガジンが上下ではなく左右に付いている銃は差し替え式で入れ替え可能になっていて、左右どちらの手でも持てるようになっています。写真は全部右側に付けた状態ですが。

 で、作中と同様にボディ、アーム、レッグの入れ替えが可能なわけですが、色を揃えないとどうにも活用しづらい感じです。

 

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