ストラクチャーアーツ 1/72テラーン
 通常版は2022年2月発売のVol.2に含まれていましたが、今回組んだのはライトグレーVer.の方。
 設定上はOCUにもUSNにも属していないザーフトラ共和国製の機体で、1作目では作中でOCUとUSNとの紛争が終結して戦後処理にザーフトラが介入した中盤以降に流通するようになっていました。
 1ではザーフトラ製の機体名にはキリル文字表記が使われていましたが、今回のパッケージでは他の機体と同様にアルファベット表記になっています。
 ちなみに1のメニューは基本的に英語表記で選択中の項目のみ画面下に日本語の説明が表示されるという操作性より雰囲気重視のデザインでしたが(個人的には好き)、これも含めて入手可能な機体・パーツについては画面下の表示で読み方がわかるものの、敵ユニットは参照できる情報が最低限でこの表示も無いので、よりによってラスボスの機体名が読めないという事態になっていたりもしました。

 POM以外は全部塗っています。何となく緑色っぽいイメージがあったので、他の機体と被らなさそうな明るめのグレーグリーンにしてみました。
 胴体上面や脚部側面等には細かいディテールが入っていますが、顔に相当する部分だけはパネルラインも無い滑らかな曲面なのが特徴。
 脚のデザインが特殊なせいか、膝関節は通常は中途部に曲げ可動がある膝フレームをPOMのパーツのみで構成しているところを、今回はその可動部の間にプラパーツを挟み込む構造になっています。他のキットでは膝を1つの方向に曲げるために使っている3つの可動軸がそれぞれ別の位置で別方向に曲がるし、脚が細くて干渉する装甲も少ないデザインなので、曲げ伸ばしの可動範囲は他の機体よりかなり広いです。

 顔はメインカメラのパーツが3種付属して選択式。商品説明の付属品の項目で「エクストラメインカメラパーツ」と記載されているので、照明とかではなくカメラで確定のようです。
 で、その選択パーツは正面に露出しているセンサーということで、透明っぽい部分の面積が一番少なくて丈夫そうなものを使ってみました。

 脚の伸ばし方で身長がかなり変化しますが、全体的なボリューム感は他の機体と似たような感じ。

 武装は火炎放射器、マシンガン、ショットガン、グレネードランチャーの他、速射砲が固定されたアーム(いわゆる武器腕)を再現するためのパーツと、あとセンサーバックパックが付属。火炎放射器やセンサーバックパックはストラクチャーアーツでは割とレアな装備です。というか1のバックパックは全部出力とアイテム搭載数を増やすためのもので(リメイク版USN編ではOCU編にはいた補給車を入手できなくなったので代わりに補給機能付きバックパックが追加されていましたが)、センサーやリペアといった多機能化は続編で追加された要素でした。
 手はクロー状の3本指の専用パーツで、握り手と緩く開いたものの2種が付属していずれも形状は左右共通。握り手の左側の指のあたりの開口が狭くて、そのままだとグリップが入りづらいです。
 ちなみに1では設定上はともかくゲームシステム上の扱いとしては近距離火器の分類は単発(ライフル)と連射(マシンガン)の2つだけでしたが、2以降は武器に貫通・炎熱・衝撃の属性が追加されて属性で差別化されています。

 グレネードのフォアグリップは固定ですが、肩の引き出しが標準装備なので両手持ちは普通に可能。ただ、テラーンも含めて首が無いというか視線が動かせない機体だと銃口の向きを視線に合わせるのは難しいですが。

 武器腕への換装は手を外してボールジョイントで銃口を接続、前腕側面の共通ジョイントにマガジンを付ける、という構成で、組んで合わせ目を処理した後でも換装可能です。
 ちなみに1の時点ではテラーンのアームパーツは武器腕のみでしたが、1での武器腕は通常のアームで銃を装備するよりも安価かつ軽量化できるという利点があったものの、その一方で肩装備を積めないという制限があったせいで浮かせた積載量を活用できないうえにシールド防御も遠距離攻撃も不可能になるので、資金の節約や見た目重視の趣味的なセットアップで使うくらいでした。

 

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