ゾイドワイルド ZW01 ワイルドライガー
 ゾイドワイルドの第1弾として一挙6種同時発売されたうちの1つ。
 今のところ公式サイトの分類ではS型(ゼンマイ駆動)・M型(電動標準サイズ)・XL型(電動大型)の3種がありますが、これはM型に該当。
 シリーズ共通の仕様として、スケールは1/72ではなく1/35です。

 ところで店頭で電動モデルを買うと限定カラーのZキャップ(ポリキャップ)1種と電池をもらえるキャンペーンがありましたが、あみあみで注文した分にも付いていました。
 塗料が食いつかないポリパーツの色を変えられるのも助かりますが、歩行に必要な電池が付いてくるのもいい感じです。

 で、今回は最初から部分塗装してしまいました。

 まず骨格形態・・・ですが、一旦完全形態を組んでからバラして撮影しようとしたら3つあるタテガミブレードのうち中央の1つが一度付けたら外れなくなったので、厳密にはちょっと違いますが。
 胴体には従来の電動ゾイドと同様にモーターやバッテリーボックスが一体化した動力ユニットが入っていますが、これの場合さらに背中にタテガミブレード作動用のボックス(組み立て済み)が付きます。そのため、この形態でも背中に白い箱が付いているのは仕様です。
 脚の関節が付け根と足首だけで中途部は曲がらなかったり、下顎が首〜胸部と一体化していたりと、従来のライガー系電動モデルよりパーツ構成は単純化されています。
 なお、S型ではZキャップを付けなくてもだいたいパーツを固定できますが、M型ではパーツを止めるのに使われています。

 完全形態。外装が付くのは頭、首、尻、脚の付け根で、脚の中途部〜足先は骨格がそのまま露出します。頭が大きい割に脚は小ぶりなので、ライガー系としては割と独特なスタイルです。
 ムラサメライガーのカラーリングと武装配置を踏襲しつつ、一部の装甲や武器にはシールドライガーやブレードライガーの要素も入っていたりと、ゾイドワイルドの共通のデザイン要素をベースにしつつ従来機の要素も盛り込んだデザインになっています。
 材質はほぼ硬質樹脂で、主に金色の部分に塗装しづらい樹脂が多用されていたゾイドジェネシスのキットとは違ってキャップとブレード基部以外はだいたい問題無く塗装できます。というわけでZキャップと骨格のガンメタ、あと元から塗装済みの眼以外は一通り塗っています。なお、ガンメタの成形色は今のところシリーズ共通みたい。
 あと写真では貼っていませんが、エンブレムが透明地のシールで付属します。
 シリーズ共通の仕様として、特に用途が無い約3ミリの丸軸が数箇所に生えています。今回はカスタマイズパーツの展開はあるのかしら。
 電動機構のスイッチ(解説では起動骨と呼称)は骨格形態では胴体後部に露出しますが、完全形態では丸ごと装甲で覆われて、この装甲自体をスライドさせてスイッチをオン/オフします。スイッチを入れると口を開閉しながら歩行。左右のたてがみは連動して動きます。しっぽは可動ですが連動は無し。あとワイルドブラストも連動しますがこれについては後述します。
 脚の中途部は曲がりませんが、以前の電動モデルと比べずに単体で見る分には特に不自然さは無いです。

 眼のみメタリック塗装済み。元の動物の骨格を再現して、瞳が横ではなく前に向いています。
 ライダーは共通デザインですが、今回は腹ばいではなく腰を浮かせた姿勢。
 あと口の中には「咆哮砲」というものが入っています。今回はライガー系恒例の腹部3連ショックカノンも無くなっているので、固定火器(というか火器らしきもの)はこれのみ。というかゾイドワイルドではガノンタス以外の機体はほとんど火器を積んでいませんが。

 シリーズ共通ギミックの「本能開放(ワイルドブラスト)」は手動展開して歩行に連動して動作するものや歩行には全く連動しないものもありますが、今回は歩行に連動して収納状態から展開するギミックが搭載されています。
 というか首の位置が上下にスライド可動式で、首を下げるとスプリング式で背中のタテガミブレードが展開しますが、首を上げた状態で歩行させると自動的に首が徐々に下がっていくようになっているので、ある程度歩くとブレードが自動展開します。あと展開した状態では歩行に連動してブレードが上下にちょっと動きます。
 そういうわけで一見展開すると根元がライダーの頭を直撃しそうな位置にブレードが付いていますが、展開時にはライダーの位置が下がっているので特にそういうことは無いです。

 ライガー系の電動モデルが1つだけ発掘できたので並べてみました。ムゲンはムラサメ系の中でも特にゴツいのもあって体格差はそれなりにありますが、脚の長さや足先の大きさには意外と差がありません。
 電動ギミックが複雑でフレームが半完成品だったムゲンに対し、ギミックの中枢以外はほぼ組み立て式にしつつパーツ構成の簡略化で組みやすくしたワイルドは、仕様そのものはだいぶ違いますがコンセプトは近いのかも。

 正直第一報の時点では足回りの簡略化が気になりましたが、組んでみたらこれはこれでいい感じです。

※追記2018.07.16
 アニメでの配色にちょっと寄せる方向でさらに塗ってみました。

 金は元々2色使っていましたが色味を両方変更、頭の青い部分の金を抜いて、あと骨格の肋骨部分だけ少し明るい色にして、それと当初は面倒臭くて省いていた脚の付け根の装甲のダクトとスリットを塗っています。
 足先の白は個人的な好みでそのまま残しました。
 シリンダー等の金はガンメタを混ぜて金に見えるぎりぎりの線まで濁らせた・・・はずが、なんか写真だと普通の金色に見えますね。

 ところでブレードライガーやムラサメみたいに横に伸びたブレードは交差するように動けば斬りつけられるのでわかりやすいですが、この位置のブレードってどうやって敵に当てるんだろうかと思っていたら、アニメでは攻撃姿勢→敵が吹っ飛ぶ、という攻撃が当たったところは見せない演出だったので結局よくわかりませんでした。

 

メニューに戻る

inserted by FC2 system