ゾイドワイルド ZW34 ガトリングフォックス
 2期では3番目の、共和国側・・・と分類しようにも今のところアニメではライガーもフォックスも帝国と敵対しているだけで共和国所属ではないしキットの方の説明だとそもそも共和国という名前すら記載されていませんが、かといって「帝国側ではない」というくくりにしてもこれに限ると元々は帝国製ではあるので分類がちょっとややこしいですが、まあとにかくパッケージが赤ではなく青のキットです。そして青陣営には今のところ完全新規キットがまだ1つも無いという。
 そういうわけで今回は骨格のほとんどはハンターウルフの流用になっています。狼と関連があってステルス的な機能とガトリングを搭載したキツネ、という点はシャドーフォックスを踏襲していますね。
 なお、説明書によると帝国軍が「強奪」して改造したものを「ある人物達」にバイザーを取り外されて脱走した、という設定で、そもそもの出自や関わった人物等不明瞭な点が多いです。

 骨格形態。光学迷彩を搭載しているという設定の表現のために、黒っぽい部分はスモーククリア成形になっています。あと金色の部分もハンターウルフで銀色だったパーツの流用なので、この形態ではガトリング砲身(2分割されていて先端側箱の時点では付いていません)以外は全部ハンターウルフと共通のパーツ。
 なお、金の成形色は今回も金属光沢が弱くて黄色っぽいです。
 せっかくのクリア成形なので、骨格の塗装は普段より少な目にしてみました。

 完全形態。この形態でもやっぱり骨格はどう見ても狼の流用ですが、頭部やしっぽの外装でキツネ感が出てはいます。
 ハンターウルフの背面のエンジンが先端の回転部分だけ形状を変更してガトリング砲(A-Zインフィニティガトリング)に、その左右に付いていたフィンが武器(ダブルバスターライフル)に変更され、さらに前脚付近にも火器(2連ソードオフショットガン)が計8門付いて、そのうえしっぽにも内蔵武器(マルチプルランチャー)を追加、と火器が山盛りで追加されています。
 装甲には以前試しに買ってみたけど使っていなかったクレオスのシャインシルバーのスプレーを吹いていますが、写真だとそうでもないですが現物は粗めの金属粒子でかなりぎらぎらしているので、やっぱり普通のシルバーでよかったかも。あとわかりにくいですが火器類の銃身は一応色味を変えています。
 口を開閉しながら歩行します。ガトリングは砲身を引っ張って引き出すとギアの噛み合わせが外れて連動しなくなりますが、押し込んだ状態だとこの位置でも砲身は回転します。

 アニメでは初登場時には眼にバイザーが付いていましたが、キットではバイザーを外した状態の外装のみ付属。
 なお、固定火器の銃口はガトリング以外全部平面なので、ピンバイスで彫っています。

 エヴォブラストは手動で背中に寝かせてあるガトリングとダブルバスターライフルを前に起こして展開、あとしっぽも可動式の外装を開いてランチャーを展開します。歩行時に連動してガトリングの砲身が回転、ライフルが上下に動きますが、しっぽは展開しても駆動ギミックは特に変化しません。
 ハンターウルフはシリーズ初の2段階展開ギミック搭載キットでしたが、ガトリングフォックスは1段階の展開のみという扱いになっています。ただ、構造自体は共通なので、ハンターウルフのファーストギアと同様にガトリングだけ展開してライフルは畳んだまま、という形態にもできます。
 なお、ガトリングの前傾は写真の角度が限界なので、砲口を正面には向けられません。

 狼の時点でライオンと同サイズだったので、キツネになってもやっぱりライオンと同サイズです。
 エンジンよりガトリングが長くなって耳としっぽも大型化していますが、背中のフィンが無くなって首から前脚にかけての装甲も小型化しているので全体のボリューム感は大差無い印象。

 

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