FIGUMATE 大怪獣ガメラ
 平成三部作やその後のではなく、昭和ガメラが題材です。
 シリーズの他のラインナップからの浮きっぷりが半端ではないですが、パーツの流用がほぼ皆無だったりレア無しの均等アソートだったりと仕様も他とは違う感じです。
 ラインナップは全5種で、それぞれ台座&小物1個が付属。首がボールジョイント、手足の付け根と足首が軸関節、本体は全塗装仕上げという点は共通しています。

 共通して付属する台座。色もプリントも全く同じです。
 人型のFIGUMATEより接地面積が広くて安定して自立可能なので、本体を固定するような構造はありません。

・ガメラ

 背中の甲羅は意外とシャープに成形されています。
 全体がつや消し塗装されていますが、眼のみ光沢あり。

 火炎放射パーツが付属。口の奥にある穴に差し込んで固定します。勢いの無い造形がそれっぽくて素敵です。

・ギャオス
 「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」に登場した昭和版。色を変えた「宇宙ギャオス」が後で再登場しています。あと他の怪獣ともども「宇宙怪獣ガメラ」(83年)にも登場しているわけですが、まあ、その。
 ガメラでは意外と少数派の地球産悪役怪獣です。

 これもつや消し塗装。
 設定上は首が回りませんが、首にも共通の関節が入っています。

 超音波メスが付属。ガメラの火炎と同様、口の奥にある穴に差し込んで固定します。

・バイラス
 「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」に登場。シリーズ初の宇宙人です。
 小学生2人を人質にされたせいで国連が宇宙人に降伏する展開とか色々強烈です。なお、日本人と外人の子役が2人セットで登場するパターンは今作から。
 ところでWikipediaに海外版での名前が「イカのような怪物」だと書いてあったのですが、それはもう名前ではないと思った。

 肌はパール塗装で独特の質感です。
 脚は原作同様に6本。胴体から横に生えている4本は先端に吸盤が造形されています。

 「バイラス人の宇宙船」が付属。塗装精度が高いです。

・ギロン
 「ガメラ対大悪獣ギロン」に登場。バイラスの次作ですが、今度はガメラが宇宙に行く展開でギロン自身は地球には来ていません。
 前作では子供2人が人質にされましたが、今作では食料にするためにさらわれています。

 本体はつや消しで頭の刃は金属色。しっぽはありません。
 手の平に吸盤的な丸モールドがあります。足裏は平面。

 頭の側面のカバーが着脱式で、手裏剣的な物の発射口が再現されています。
 腹ばいポーズは腕が短いのでこの程度が限界。

 付属品は「第十惑星の岩」。ギロンの頭を突き刺して作中の場面を再現できます。ホログラム素材でラメ塗装されていていかにもうさんくさい質感。
 あと、写真手前の小さいパーツは手裏剣発射口のカバー。

・ジグラ
 「宇宙怪獣ガメラ」を除けば昭和シリーズ最終作の「ガメラ対深海怪獣ジグラ」に登場。大映が倒産したため続編の企画は流れています。
 バイラスと同様に巨大化した宇宙人。

 色が薄い部分は表面に薄くシルバーが吹いてあります。

 「ジグラ星人の宇宙船」が付属。上部の粒状パーツと側面・底面の開口部はクリアパーツ(というか全体がクリア成形)。

 並べてみました。

 

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