ACTION WORKS BR-2 ゲルトブラスレイター(メガハウス)
 
ACTION WORKSシリーズとしては宇宙刑事シリーズ、ウルトラマン、ウインスペクターが既出ですが、ブラスレイターシリーズはサイズがやや大きめに変更されています。

 白い部分はパール塗装。顔のバイザーはスモーククリア、武器の一部はクリアブルー。本体はおおむねPVC成形ですが武器の一部や関節の多くにABSが使用されています。

 バイザーは着脱可能ですが、どうも軸受け穴が若干右にずれている仕様のようで、私は穴を削ったり埋めたりして中央に寄せるように加工してみました。軸を切り飛ばして顔の中央に接着してしまった方が面倒が無い気もしますが。なお、穴の縁が白いのは穴を削ったせいで、製品状態では周囲と同じ色です。
 あとデザイン上はバイザーの上端付近に眼のようなものがありますが、製品ではモールドがあるだけで塗装されていません。上の写真は製品状態の配色ですが、以下の写真では水色で塗ってみました。

 サイズはSHフィギュアーツや神姫素体と似たような感じ。

 関節は首と胴が二重ボールジョイント、手首もボールで、他はほぼ軸関節のみの組み合わせで構成されています。手足はリボルテック的な、PVC製のパーツを硬質樹脂の関節でつないだ構造で、ある程度は分解可能。
 肩はガンプラみたいな構造で横にも大きく上がります。また肩基部は前後および上下の2軸でスイング可能。肘と膝は2重関節、股関節は軸構造の球状関節入り。爪先に曲げ軸があります。肘が若干ゆるい気もしますが、全体的にかっちりした感じです。とりあえず「脚の関節が自重に負けてふらつく」とかそういう致命的な問題はありません。
 ただ、股関節は保持力は充分ありますが、特に抜け防止の返し等は無いのと太股の突起が腰と干渉するため、動かしていると徐々に軸が抜けていく傾向があります。
 あと体格に対し足裏の接地面がやや広いデザインなので、人型に近い可動フィギュアの中では素立ちの安定性が比較的高いです。

 付属品は専用ベースと手持ち武器(白が1対とクリアブルーが2対)、武器連結用のジョイントと金属鎖が各1個、足裏に取り付ける刃のようなものが2種類2個ずつ付属。あと手首は左右それぞれ拳、平手、武器用の3種ずつ。右の平手は手の平に円形のモールドがあります。
 武器用の手首は指が可動式ですが、親指と人差し指は固定で残り3本の指が一体的に動くだけなので実質的な機能は固定と大して違わないような気も。

 手持ち武器はヒンジで開閉する構造で、一度開いて挟み込むことで背中のフックに取り付けたり鎖の着脱が可能。個体差で保持力が足りない場合があるので外れやすい場合は加工するといいかも。なお、背中のフックはPVCではなくABSなので折れる可能性があります。

 スタンドにはゲルトの手の紋様(フェニックス)が刻印されています。

 スタンドは足裏の穴に軸を差し込むだけのシンプルな構造。浮かせて飾ることはできないうえに足裏の穴を武器の取り付けにも使うため、両足から武器を展開した状態で飾るには市販のスタンドを流用する必要があります。

 というわけで、とりあえず地獄兄弟専用スタンドを借りてきました。足武器は刃が取り付け用の軸と同芯のものと直角になっているものの2種類が付属します。

 あと足武器は剣のように手で持つことも可能。そういう設定はありませんが。

 1/12のバイクに乗せてみました。

 仕様の割にやや高額な気はしますが、物自体は案外いい出来なので原作かデザインが好きなら悪くないと思います。

 

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