やまと 群雄【動】 YF-21(マクロスプラス)
 やまとの新レーベルの第1弾として3種同時発売されたマクロスプラスのバルキリーのうちの1つです。箱の写真は撮っていませんが、箱の大きさはインアクション等と同じくらいで窓付きの仕様。

 手と足先がPVC、骨格がPOMで他はほぼ全てABS樹脂成形。頭の角や背面ノズルのフィンもABSでシャープです。
 青い部分は成形色で、全体がつや消し仕上げです。部分的にゲート跡が目立つ箇所もありましたが、塗膜の荒れやはみ出しは無いし仕上げはおおむね精度高めです。

 強度が必要ない箇所は接着されていないため、このくらいは無理なく分解可能(※腕、脚は1本ずつで片方は省略しています)。腕と脚はもう少しバラせるかもしれませんが、破損が怖いので止めておきました。

 サイズはだいたいガンプラ1/144程度。

 顔の赤と緑はメタリック塗装で割とそれっぽい質感。黄色も下地の青が透けていたりはせず、きれいに発色しています。
 ナンバーや統合軍エンブレムはタンポ印刷みたい。

 背面ノズル内部は銀色で塗装されています。

  肩、股関節、脚のフィンをそれぞれ限界まで横に開いた状態。股関節は外観の崩れを気にせずに干渉する部分を削ればもっと開くかも。
 パーツがぼろぼろ外れることはほとんどありませんが、肩をこれ以上横に上げようとするとボールジョイントが抜けやすいです(たぶん「てこの原理」的に力がかかるせい。他の方向だとそう簡単には抜けません)。

 ヒジ、ヒザの曲げ角度はこのくらい。太股に対してスネが極端に長いデザインなので、片膝ポーズはできなくはないですがあまり似合いません。
 ヒザの装甲は太股・スネとは別パーツ化されています。

 関節はヒジ、ヒザが二重、股関節、手首、足首がボールジョイント各1個、肩はボールと軸の組み合わせ、あと上腕にロール軸があります。クリック式の部分は無く、無段階可動。
 首はボールジョイント接続の他、基部に前後スイングが入った二重関節になっています。デザインのせいであまり動きませんが、首を後ろに引いた状態ならある程度視線を左右に振れます。
 関節の保持力は開封の時点では全体にほどよく強めです。ヘタりについては買ったばかりなのでまだ何とも言えませんが。
 付属のオプションパーツは指を開いた左右の手首とガンポッド、ガンポッド専用の右手首のみ。スタンドは付属しません。

 スタンド流用例。左はガンプラ付属スタンドにアクションベース1のコネクタを接続したもの、右はウェーブのフライングスタンドです。体格に対して股関節の幅が広いのでアクションベース2の汎用コネクタは入らないし、かといってアクションベース1をそのまま使うと大きすぎて邪魔なのでこの辺が妥当かと。

 以上の写真は製品状態そのままですが、これのみマーカーでスミ入れした状態です。あー、何かあまり変わり映えしませんか。

 そういうわけでインアクションやリボルテックと比べると少々お高い価格設定なのと、合金や可変との差別化のためとはいえ【動】と銘打った割にはものすごく動くという程でもないのが若干アレですが、ガワがほぼ硬質樹脂製の可動ロボで仕上げや保持力も安定していて実売3000円以下、というのはけっこういい感じだと思う次第です。

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