HGアルトアイゼン
 2021年11月発売。サイバスターに続く第2弾ですが、次の予定はまだ出ていません。設定上は全高22.8mでちょっと大きめのMS程度の機体サイズなのでだいたい1/144に近いサイズ感ですが、サイバスターに合わせたのか今回もスケール表記はありません。
 原作では初登場のスーパーロボット大戦COMPACT2およびそのリメイクのIMPACTでは武装が固定装備のみで、OGシリーズでは自前の手持ち武器は無いものの換装装備を任意で積めるようになっていますが、今回は手持ち武器は付属しないのに手は穴開き拳があって握り込んだ拳は無いという仕様。
 サイバスターから「HGスーパーロボット」のランナーを流用していますが、半分くらいパーツが余ります。
 サイバスターと同様、HGとしては成形がシャープでツノにもフラッグはありません。

 ※上述のように手持ち武器は無いのに拳に穴が開いていますが、とりあえず穴が素通しになっているのを塞げば多少は見た目の違和感が減るかと思って裏からプラ材を張り付けて正面側の穴を塞いでみました。何か持たせる必要ができたときは詰めたものを引っぺがせば一応元に戻せます。なお、一般的な1/144級HGキットより手首のボールの径が大きいので、ビルドハンズとかは流用できません。なお、サイズは角指Lサイズより若干大きめ。
 全塗装しました。黒っぽい部分はバルバトスやオリジン版ザクのフレームと同じ暖色系のダークグレーですが、関節部は成形色に合わせて外装は寒色寄りにしています。
 腹部や膝の黄色、フロントスカートの左右の赤、肩上面後部の白、左腕のマシンキャノンの赤等はシールで処理されている他、背面の丸ノズルの黄色も色分け無し。あと肩後部から下に伸びるパーツの内側が地色のままだったり(ここは今回は見本写真でも色分けが無い扱いです)、パーツの隙間や裏側が赤や白で意外と目立つ部分が多かったりも。
 あとスネ正面下端の黒い装甲の凹部は黄色で色分けされていて、ダクトは造形されておらず見本写真では奥の面が黒く塗られていますが、とりあえず奥の面の縁を白く塗ってみました。 
 合わせ目はエッジに合わせたりディテールとして処理してあったりと目立ちにくい部分が多いですが、スネ後部等は真ん中に露出したりもしています。
 共通ランナーのパーツをあまり使っていないのもあって関節構造はサイバスターとはあまり似ていなくて、どちらかというとHG級のガンプラに近いです。ただ、デザインの都合で肘が1軸なのと、首もボールのみで基部の引き出しは無し。足首はフレームが引き出せるので前には大きく曲がりますが、横曲げはボール1個分のみです。見た目の割には曲げられますが。

 頭部の色分けは眼の縁の黒とその下の赤が不足で、眼のパーツはクリア成形ですがこれを丸ごと覆うシールが付属。
 ヒートホーンは過去の商品化だと使用時のイメージでクリア成形の交換用パーツや上から被せるエフェクトパーツが付属した例もありましたが、今回は特にそういうのは無いです。

 身長もちょっと高めですが、前後左右に分厚いデザインなのでHGキットとしてはボリュームがある方。

 上述のように手持ち武器はありませんが、手は穴開き拳と平手が左右分付属。ちなみにサイドスカートには特に用途が無い3ミリ穴があります。
 リボルビング・ステークは伸縮はしませんが、弾倉は可動で展開可能。弾倉自体は2パーツ構成で、弾丸というか炸薬は一体化していて色分けもありません。なお、ステークはライトグレー成形。

 3連マシンキャノンは特にギミック無し。接着しないと基部が微妙に曲がりやすいです。

 スクエア・クレイモアは白いハッチが可動式で展開。内側の小さいハッチは固定です。

 今回もアクションベース4が丸ごと付属し、先端の軸をそのまま差し込める受けが股間ではなくリアスカート裏側にあります。

 

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