HG AMガンナー
 プレミアムバンダイ限定キット。箱は新規イラスト入りのカラー印刷で、説明書はモノクロですが1ページ目に機体解説もあります。
 AMボクサーともどもヒュッケバインMk-V用の強化装備で、ボクサーはコトブキヤからキット化されたことがありますが、ガンナーに関してはガレージキットを除けば初のキット化です。
 設定上は単体での有人運用も可能な機体ですが、初登場のスパロボαでは換装パーツ扱いで、OGシリーズでは時期によってオプションだったり合体可能なユニット扱いだったり。

 台座は既存のものを流用していますが、支柱のみ新造の短いパーツに。長い方も本体との接続は可能ですが、説明書では余剰パーツではないけど使わない扱いで、「なくさないように保管」しておくように指定されています。なお、短い方はグレー成形ですが黒く塗りました。

 全塗装しました。色分けはGインパクトキャノンの砲口の奥やミサイルの隙間が足りないくらいで、外装は白や黄色も全部色分け済みでシールは付属しません。

 後部ノズルの内側の色分けはよくわからないので成形色の配色のままにしましたが、ノズル左右のフィンの裏面が中央がグレーで左右がダークブルーなのは揃えた方が良かった気もしてきました。

 胴体下部には台座用の穴が露出します。
 ランディングギアはありませんが、左右のブロックが接地するので台座無しでも特に不安定ではないです。
 大まかに胴体部と左右のエンジンブロックの3つのユニットからなる構造で、そこの接続部は着脱しやすい、というかヒュッケVを乗せる際には一旦取り外すように指定されています。あとGインパクトキャノンは上の2つは着脱しやすいですが、下は基部が挟み込みです。

 座面にはヒュッケVの腰を固定するための3ミリ軸が収納されていますが、これを展開する際には一旦後部の外装を2つ動かすようになっています。おかげで分離時にジョイントを隠しつつ座面に隙間が露出しなくて余剰パーツも出ません。
 ハンドルとフットペダルはボールジョイント2つで接続されています。本体側はポリボール。位置の微調整も可能ですが、脚は胴体と左右ブロックに挟まれてかなり見えづらくなるので足とペダルがちゃんと接触していなくてもあまり目立ちませんが。

 ヒュッケバインMk-Vを乗せてヒュッケバイン・ガンナーに。上述の腰ジョイントを使うとかなり強固に固定されますが、脚の収まるスペースの隙間も小さいし特に重心が崩れるような姿勢でもないので、AMガンナーを水平にしておく分には固定しなくても安定します。
 なお、構造的には手の握りがHG標準サイズで脚の太さと股関節の可動範囲がヒュッケVと同程度のキットならだいたい乗せられます。HGスパロボシリーズに限ると総じて大柄だったり太かったりするので他に対応できるのはヒュッケバインMk-Uだけですが。
あとハンドルの両端が塞がっているので、EGガンダムや30MSみたいな一体成型の穴開き拳だと握れません。

 左右のミサイルランチャーは前半部を前に引くと連動して上下に2つずつあるハッチがそれぞれ前後に展開するギミックがあります。中身は赤成形。隙間も一体化しているので写真はそこをグレーで塗った状態です。
 ミサイルランチャーは基部が可動式のアームで接続されていて位置を前後2箇所に移動できますが、これを使って斜めに向けたりもできます。

 ミサイルランチャー後部は差し替え式で、牽引用グリップの展開状態を再現可能。かなり大きいのでヒュッケ本体の手では握れません。
 なお、当初のデザインではこのグリップは付いていませんでしたが、ミサイルの名称や戦闘演出での発射位置が安定していなかった件も含めて、初期型から改修した際にグリップを追加してミサイルも積み替えた、という設定がこのキットの発表に合わせて出ていたりします。

 コトブキヤの1/144ヒュッケバイン・ボクサーと並べるとこんな感じ。ヒュッケV自体はコトブキヤの方が胸や肩がちょっと大きめです。
 ところでボクサーは当時組んだものですが、触ると何がしかのパーツが外れるし成形色仕上げなので白が変色したりしています。

 で、説明書では使わないけど余剰パーツでもない扱いになっている長い方の支柱を使って展開したグリップを後部に移動して後ろにボクサーを立たせるとだいたいこんな位置関係になるので、つまりそういうことなんでしょうか。

 

 

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