1/60アーバレスト Ver.IV
 M9および同マオ機と3種同時発売。そのM9とパーツを共有する設計になっています。
 パシフィックリムのキットと同様、箱サイズはガンプラHGで言うと1000円台の前半くらいのサイズですが定価は高め。
 ちなみに説明書には設定解説が1ページ分ありますが、スペースを全部今回のキット用に新規デザインされた武器・AWS2000の解説(※原作者書き下ろし)に使っていて、機体そのものやこれ以外の武装については一切解説していないという極端な構成になっています。あと解説文の他に各パイロットがこの銃を使用した際の感想も掲載(M9一般機はクルツが担当)。3人とも割と無茶苦茶というか野放図なことを言っています。

※平手は指の根元側が埋まっていて水かきみたいになっているので、てきとうに削っています。あと上腕正面等の抜きの都合でディテールが浅い部分は軽く彫っています。
 アニメ新作に合わせてリニューアルされたデザインに準拠していて、従来のデザインより全体的に直線的で角ばった形状になっている他、胸部が大きくてスネが細くて足先が小さいバランスになっています。あとこのサイズのキットとしてはディテール密度が高め。
 関節のグレー以外全塗装しています。青い部分の成形色は紫に近いダークグレーみたいなかなり渋い色味ですが、もうちょっと青に寄せています。関節のグレーの成形色はバルバトスとかオリジン版ザクと同じアレ。
 黄色のパーツは頭部機銃と肩のダクトだけで他は色分け無し。腰の後ろのブルーグレーの箱の白、股間正面上部の青とグレーはシールが付属します。ブルーグレーは頭部機銃の縁のみ不足。あと関節まわりの隙間のグレーがちょっと足りません。
 関節は主にKPSで、首や腕の付け根、股関節等はポリパーツ(PC-002)。首や肩基部、手首、腹部はボールジョイントで、股関節や足首等は軸関節のみで構成されています。
 どうも上腕と太股のロール軸がちょっと緩めです。どちらも先端の凹凸をプラの弾力で噛む構造になっているので勝手に抜けたりはしませんが。

 マスク左右は青で別パーツになっていますが、黄色は塗装が必要。中身のグレーは白い部分と一体成型で、そこも塗る必要があります。
 この青いパーツと選択式で対戦車ダガーを装着したパーツも取り付け可能ですが、何度も着脱するには強度に不安があったのでそっちの写真は省きます。

 1/60のガンプラを並べるのはスペースの問題で厳しかったので、他に何か1/60のものが無いかと物色した結果としてとりあえず新ダイアクロンのパワードスーツ&隊員を置いてみました。
 背負い物や大振りな武器が無くて手足も細い分、箱サイズの割に身長は高いです。

 コクピットハッチは開閉可能で中に四角い開口部もありますが、中身そのものは造形されていない、というか胴の関節との兼ね合いでパイロットの上半身が入るくらいのスペースしか無いです。

 武装は上述のAWS2000の他、ボクサー57mm散弾砲、単分子カッターとその鞘、対戦車ダガー(頭部用)が付属。対戦車ダガーは頭部接続用ジョイントが一体化していて、手持ちできるものは付属しません(M9一般機に付属)。
 手は左右の穴開き拳と平手が付属。

 腰後部の武装保持アームは差し替えで展開状態にできて、ボクサーと単分子カッターのいずれかを装着可能。単分子カッターの鞘には丸軸もあるので、腰側面や背中の丸穴にも取り付けは可能です。
 AWS2000はM9には延長バレル等のオプションも付属しますが、アーバレストのは芯になる部分のみで着脱できるパーツはありません。なお、この状態だと標準的なAS用火器と頭部機銃の中間程度の威力になるとのこと。

 ボクサーはストックが可動で、ポンプアクションも可能。
 足首はよく動きますが、横曲げ軸が上の方にあるので大きく開脚するとスネから足先のかけてのラインがちょっと不自然になります。

 差し替えでラムダ・ドライバ発動状態に。展開する装甲は一旦全部外してフィン付きのパーツに取り付ける必要があるので、換装はちょっと面倒です。

 股間下部のガワを外すと3ミリ穴があるので、そこで台座に対応しています。

 

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