1/72コスモファルコン 加藤機

 付属のマーキング(水転写デカールのみ)はヤマト搭載の加藤機にのみ対応。説明書には2話に出てきた国連軍防空隊の機体も小さく紹介されていますが、そっちには対応していません。それ以前にあっちはパイロットの服装が違うという問題もありますが。
 台座用のシールは機体名の他にエンブレムが4種付属し、2199の艦艇キットとは違って紙素材ではなく金属地にヘアラインが入っています。紙ではないので水貼りも可能。

 まず羽根の塗り分け以外を塗った状態。
 本体の成形色はかなり濃いめのブルーグレーで、作中や箱絵・見本写真と比べてもちょっと暗すぎる気がしたので、とりあえず箱絵の光が当たっている部分に合わせる感じで調色してみました。これはこれで薄すぎた気もしますが。
 篠原機・一般機の配色に準じたパーツ分割になっていますが、加藤機の場合はパネルラインに沿った色分けは元から少ないし機体の上下面の色も同じなので恩恵も少な目です。あと、パーツ分割的には前述の防空隊仕様(機首付近の色分け位置がヤマト搭載機とは相違)にも対応可能な設計。
 翼縁も色分けのために分割されていますが、ここは接着が必要。あと機首先端両脇に付くクリアパーツ
も要接着です。見本写真だと無色になっているのでそのようにしたら見えにくくなりましたが、作中だと水色ですねこれ。

 で、全部塗ってデカールも貼った状態。羽根の色分けのデカールは大きくて貼りにくそうだし、面にけっこう凹凸があるからそのまま貼っても追従しきれなさそう(こんなこともあろうかと買っておいたマークソフターは普段使わないからどこにしまったか忘れてしまったという残念な展開に)だし、翼の後端の縁にも色を付ける必要があるしで、結局マスキングして塗りました。白いストライプもあるので都合2回のマスキングが必要。色分けの位置は目測で決めたので精度はいい加減です。貼らなかったデカールをゲージに使うという手があることには塗った後で気が付きました。
 デカールは全部貼るとちょっとごちゃごちゃしすぎな気がしたのと、きっちり左右対称に配置するのが難しそうだったので、細かいものはかなり省いています。
 飛行状態・着陸状態が選択式で、飛行状態用の台座も付属。コスモゼロのものと同型です。主に占有スペースの問題で、台座で浮かせる方にしました。なお、台座の支柱は構造的にはアクションベース2とほぼ同じものですが、こっちの方が短いです。

 ミサイル無しの状態か、ミサイルを翼下に懸架するかまたは胴体に内蔵したものを展開するかも選択式。ミサイルは対空と対地の2種が付属し、いずれも翼下と胴体ミサイルベイの両方に対応。
 基本的には組んだ後での組み換えには対応していませんが、胴体の方は加工すれば組み換えも一応可能。非展開の方の蓋の前後の縁をてきとうに切り欠いてやれば端を押すと反対側が浮いて外せるようになるし、展開状態はハッチを引っ張れば外せるので交換できます。
 ただ、閉じた状態のハッチはかみ合わせをきつめに調節しないと切り欠いた状態だとゆるくて抜け落ちてしまうし、展開状態の方は着脱するなら逆に少し削ってゆるくした方がよさそうです。
 翼下の方は着脱は無理っぽいので無しで組みました。
 なお、台座と接続する部分は穴を塞ぐカバーも付属します。

 後部のノズルはフィンが可動。組み立ては上下4枚ずつのフィンを左右2組挟み込む必要があって地味に面倒です。

 キャノピーは前後2分割されています。無改造では展開状態にはできませんが、着脱は可能。正面の計器類も造形されています。
 コクピットに入るパイロットの他に、同サイズで直立姿勢のヘルメットを脱いだ加藤も付属。ただ、1/72にしては若干オーバースケール気味です。

 てきとうにサイズ比較。1/72のメカは手近にはこれしか無かったので。

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