1/1000ゲルバデス級航宙戦闘母艦〈ダロルド〉
 
9月の予定はコスモファルコン篠原機だけなので、艦艇としてはこれがTV放映中の最後のキットになります。放映終了後も色々発売予定ですが。
 ゲルバデス級ダロルド、空間重爆撃機DBG88ガルント&特殊削岩弾、独立戦闘指揮艦のセット。
 今回も台座のみガミラス艦セット1の流用。ランナーがスイッチで半分になっているので、小さい方の台座は入っていません。
 台座と本体色の赤、独立戦闘指揮艦本体の白のランナーはそれぞれ独立していますが、その他の成形色は3種類まとめて多色成型ランナー1枚になっていて、特に分離用のスイッチもありません。

 セット内容。全部1/1000です。

・ゲルバデス級航宙戦闘母艦〈ダロルド〉

 旧作における戦闘空母。
 ガミラス眼の他に甲板の白ラインやマーキング、側面のガミラスマーク等がデカールで付属。写真では貼っていませんが。
 本体色と甲板の赤は設定上は別の色ですが、成形色は共通です。成形色はMGボールKa等と同じオレンジなので、それ用のガンダムカラーで塗りました。もう少し黄色を抜いた方が好みですが、赤を広い面に筆で均一に塗るとか大変なので逃げました。というか実際甲板の塗装にムラが出まくりました。
 ガミラス艦恒例の小さい突起は今回もありますが、船体の大きさの割に合計9個とガイデロール級の1/3以下しかないうえに、接着面も割と広めに取ってあるので比較的楽な方です。
 ただ、甲板中途部の分割線の他、艦首も複雑な形状なので分割線多めで、合わせ目を消して組む場合はシリーズでも難易度が高いキットです。私は気にしないことにしましたが。
 台座は前述のように流用ですが、ガイデロール級の時点で船体に比して小さ目だったので3割増しで大きいダロルドにはちょっと無理があります。
 あと接続位置が後ろに寄っているのもあって基部の前後スイングが自重に負けて前に垂れますが、前後スイング可動自体が不要なら支柱の向きを90°変えるだけで解消できます。

 艦尾ノズルはグレー成形。縦に並んだ水平なフィンは見本写真だと赤ですが、これもグレー成形になっています。あと船体後端上面のグレーは色分け無し。

 上面は飛行甲板と戦闘甲板(武装付き)の選択式。取り外しは困難なので、写真では展開状態用のパーツをそのまま乗せているだけです。
 甲板の前半分を接着しなければ一旦甲板ごと取り外すことで組んだ後にも交換できますが、その場合甲板中途部の分割線が処理できません。
 下面の砲塔も設定上は収納ギミックがあるらしいですが、こっちは展開状態で固定です。
 なお、砲身が無い砲塔はいずれも固定です。
 あと写真ではつけていませんが、台座穴を隠す蓋も付属。

 左右側面の開口部の中身は特にそれっぽいディテールとかは無くて四角い空洞があるだけです。とりあえず甲板と同じ色で塗っておきました。
 ガミラス眼は奥の丸い底だけクリアパーツ。縞状のディテールは無いし他のガミラス艦で巡航色に相当する方の色にはならないようなので、似てはいても機能的には違うものなのかも。

 艦橋付近の砲塔は全部砲身が別パーツ。接着式ですが、大きい方は穴に砲身を差し込むだけでも固定できます。大きい方の砲塔は砲の基部が緩い円弧状に配置されていますが、砲身は全部同じ長さなので、砲身の先端を横一列に揃えるには左右の砲身の位置を中央の砲身に合わせて前にずらす必要があります。
 小さい方は接着面がかなり狭いので組み立てが難しいです。私は砲身の角度を揃えるのはあきらめました。
 砲身がある方の砲塔は丸軸接続なので、旋回も可能。

・空間重爆撃機DBG88ガルント

 特殊削岩弾、いわゆるドリルミサイルを搭載した機体。
 本体の成形色はダロルドとは別の赤で、妙に光沢と透明感があって最近だと再販旧キット以外ではあまり見ない感じの色です。ランディングギアはグレー成形。ドリルミサイルの黄色は色分けされています。
 ドリルミサイル基部左右から生えた板とエンジン前端の突起は接着が必要。
 ランディングギアの展開は選択式ですが、台座は付属しません。
 ドリルミサイルは着脱可能。これ用の小さい台座も付属します。

・独立戦闘指揮艦

 ドメラーズV世の艦橋が分離したもの。
 成形色は本体が白で、後部ノズルと台座と展開状態のアームがグレー。窓は色分けされていません。
 本体の白いパーツのランナーの端にスイッチが入っていますが、まさかこれに継ぎ足してドメラーズV世を商品化したりは・・・(※設定全長720メートルなので1/1000で72センチ)。
 展開状態の多目的アームも付属しますが、選択式です。一部は接着も必要なので、組んだ後での差し替えは接続構造から見直さないと無理っぽいです。
 なお、アーム自体は固定なのでヤマト第三艦橋に取りついた状態にするのは加工が必要。
 こちらも台座穴を隠す蓋が付属しますが、写真ではつけていません。

 以下サイズ比較を。

 ダロルドは今のところ前後長はシリーズ最大級です。三段空母が出たら最大が更新される見込みですが。
 ガルントは設定全幅80メートル超の代物だけあって、他の艦載機と比べるとかなり大きいです。

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