HG1/144 ドラグナー1 リフター1装備タイプ
 プレミアムバンダイ限定キット。パッケージ、説明書ともにカラー印刷で解説もあります。パッケージは旧キットに寄せたデザインですが、旧キットでは1/100も含めてイラストが縦にレイアウトされていたのが今回は横になっています。
 なお、出演作の機甲戦記ドラグナーはザンボット3からのテレビ朝日系放映の土曜夕方のサンライズ制作ロボットアニメ(関西では1週遅れの金曜でしたが)の系譜で、ザブングルからガンダムZZまで続いていたリアルロボット枠の最終作でもありますが、ガンダムとは設定上無関係だけど明確に初代ガンダムをオマージュしているという地味に珍しい作品だったりもします。その一方で本体に収納されるナイフや連結可能な剣、背中に追加する航空機の主翼みたいな飛行ユニットといったデザイン要素が後でガンダムSEEDに引き継がれていたりも(羽根に関してはこれ自体もバイファムからの流れとも言えますが)。
 ランナー構成上リフターが完全に分離されていたり足先に色分けを追加することを想定したスイッチが入っていたりで今後のキット展開も想定したランナー構成になってはいますが、その一方でD2とD3が入っていてD1は無い旧キット再販セットが出たりでよくわからないですが。

 まずはリフター無しの状態から。
 全塗装しました。色味はだいたい地色に寄せています。
 眼はシールが付属しますが、他はスネのインテークやストライプも含めてほぼ色分け済み。
 過去の商品化で多かった大張作画に寄せた造形ではないですが、旧キットと比べると小顔で肩幅が狭くて肩装甲が大きくて爪先が小さい今風のスタイルになってはいます。

 元々ドラグナーは3機で共通のフレームが入っている設定で当時からそのフレームもデザインされていましたが(というか旧キットでも1/100のD1カスタムでもフレーム構造は再現されていました。あと1/144でもスネのみフレーム構造)、今回1/144サイズでは珍しくそのフレームが再現されています。胴体やスネは組んだ後で外すのは面倒なので、写真は外しやすいところだけてきとうに外した状態。なお、上腕の白い部分も外すことはできますが、この部分はフレームに含まれます。
 可動部はほぼKPSで構成されていますが、胸、胴、腰の接続部のみポリボールが入っています。

 特徴的な背面のスラスター展開ギミックも可動式で再現されています。

 頭部の赤い部分は通常のものと「オープニングをイメージした」パーツの2種が付属しますが、写真は通常の方を使った状態。なお、どうも眼が見えづらい気がしたので下端を少し削っています。
 ヘルメットは左右分割で側頭部の開口部も開いていますが、奥の面だけでなく内側の側面も組んだ後で割と見えるので、黒く塗るなら見える範囲をきっちり全部塗らないと不自然になります。

 サイズ感は同スケールのモビルスーツとだいたい同様。

 武装は75mmハンドレールガンLPS9型(小さい方の銃)、ハイブリットシールド、迫兵戦用レーザーソード、対MA用手榴弾(肩装甲に付いている黒い箱)、迫兵戦用アサルトナイフ、スローインボム、2蓮105mmハンドレールキャノン(バズーカみたいな大型の銃)が付属。他に手の甲に2連25ミリ機関砲を搭載している設定です。あと前腕外側にレールガンの予備マガジンを着脱可能。
 ちなみに旧1/144キットではレールキャノンとレーザーソード(連結状態)は初期型にのみ付属しリフター装備版では削除、レーザーソード(分離状態)、アサルトナイフ、スローインボムは武器セットに収録、手榴弾は着脱不可で、D1カスタムと違って1/100ではそもそもキット化されていないので、武装を全部再現したキットはこれが初めてだったりします。
 手は左右の穴開き拳と右の銃器用が付属。拳には基部の軸を上下に曲げる可動がありますが、銃器用では固定になっています。

 レールガンは設定上緑寄りのグレーですが、成形色はフレームと共通。フォアグリップは可動式ですが真下までは畳めません。
 シールドは赤と青は色分け済みで、黄色はプラスティックステッカーが付属しますがパーツでもスジ彫りだけではなく「1」が丸ごと段落ちになっています。腕へは専用ジョイントで接続。ボールジョイントが入っているので多少角度を付けられます。なお、設定上は裏面にグリップがあって旧キットでも手持ち式でしたが、今回はグリップは一体成型のダミーになっています。
 なお、腕とシールドの接続部は予備マガジン収納部の側面にある凹部に弾力ではめ込む構成なので、ジョイント穴の露出は無いです。

 レールガンは腕に付いているものと同じマガジンを着脱可能で、基部を上に曲げる可動もあります。
 手榴弾は着脱可能ですが、手に持ったりはできません。

 レーザーソードの刃は1/144ガンプラの汎用パーツ(長い方)と同じもの。分離状態の柄は腰の左右に取り付け可能で、ジョイントは無くて弾力ではめ込むだけですが、総じて外れやすくなりがちなこういう配置の剣には珍しくかなり強固に固定できます。
 ナイフは設定通りにスネ後部に収納可能。グレー成形なのでグリップは塗る必要があります。
 スローインボムは赤と白の2色成形で、裏面は赤いですがたぶん白いんじゃないかと思ったので塗っています。腕のシールドと同じ位置に取り付け可能ですが手には持てません。

 連結状態のレーザーソードの柄は別に付属。そういうわけで写真では分離状態の柄を腰から外すのを忘れていました。

 レールキャノンはグリップが前後に曲がるので持たせやすいです。センサーの赤はシールが付属。

 続いてリフター装備状態。この場合、背中の展開式ノズルの奥に入っている固定ノズル付近のパーツを差し替えてノズルが突き出た状態にします。
 リフターもほぼ色分け済みですが、ミサイルランチャーは設定上パープルグレーですが本体と同じダークグレー成形で、弾丸の赤も色分けされていません。
 羽根は上下とも可動式で折り畳み可能。あと後部のノズルも基部で下に曲げられます。

 

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