1/20ファッティー地上用
 1/20ボトムズの完全新規キット第2弾。TV版を飛ばしていきなり陸戦型ですが、OVA新作合わせということならそう無茶な選択でもない・・・のでしょうか。
 なお、バンダイホビーサイト等では商品名に(ペールゼンファイルズ版)という表記が付いていますがパッケージの商品名には記載がなく、ただし作品名ロゴはPFのものになっています。
 ランナーには切り替え用スイッチがあちこちに入っていて、見た感じだとTV版の緑色のタイプは出すことを想定した分割みたいです。ただ、旧OVA版の地上用A型・B型は余剰パーツ無しで出すのはちょっと難しそうな感じ。

 スライド金型で成形された胴体ブロックや肩の中に入った引き出しフレーム等、全体的な仕様はスコープドッグにかなり近いです。ただしボルトが露出しないデザインなのでボルト止め構造は無し。
 本体はほぼ完全に色分け済みで、胸の文字(シールが付属)とミサイル先端の赤、あと頭部側面の穴の中を塗れば設定通りの配色になります。肩のシールドの文字は色分け済み。

 眼は左右可動で、首も回ります。レンズ部はクリアパーツとジュエルシールの選択式。
 中がただの平面なのが寂しかったのでクリアパーツの中にてきとうなモールドパーツを貼り付けてみましたが、そのパーツの厚みのせいでレンズがちゃんと奥まではまらなくなってしまいました。
 あとレール部分の中身はメタルカラーの磨き出しアイアンを塗っています。

 コクピット内にはバララント兵士入り。既出キットと違い立ちポーズのフィギュアは付属しません。兵士は本体色の薄緑単色成形。
 あと写真は撮っていませんが、爪先の裏側にグライディングホイールが入っています。カカトのものも含めて回転可動。

 サイズ比較。同価格帯のバンダイ製プラモデルの中でもかなりゴツいです。さらにスコープドッグと比べると設定に無いディティールの追加がほとんど無いので表面はのっぺりしていて、大きい塊な感じがさらに強調されているような。

 ポリパーツもスコープドッグと共通で腕や脚の入れ替えも可能ですが、体格が違うのでそのまま交換すると違和感が。青騎士のファニーデビルを作る場合は腕を大型化する必要がありそうです。
 あと手持ち武器も互換性あり。

 恒例の降着ギミックも搭載されています。フレームはABS樹脂製ですが脚後面に露出する部分のみプラで別パーツ化されていて、もし緑色のが出たらこの部分だけ赤で成形されるのではないかと。

 武器は旧OVA版でも登場していたガトリングガンと、PFで新規デザインされたマシンガンが付属。いずれも弾倉は着脱可能。
 ガトリングガンの銃口がやけに肉厚だったので少し削っています。
 ガトリングガンの予備弾倉は背面のミッションパックに装着可能。ミッションパックそのものも外せますが、内側の背面には装甲は無く内部フレームが露出します。あとアンテナは普通のプラスチックなので破損には注意が必要。というか撮影中にパックが外れて落下してアンテナが少し曲がりました。うう。
 他にボーナスパーツとして何故か対ATライフルおよび専用ケースのペーパークラフトが付属しますが、持たせられるフィギュアも無いし細くて破損が怖いので組んでいません。

 で、マーカーでウェザリングしてみました。茶色で汚してから銀でハゲチョロをがっつりと。茶色もけっこうきつく塗っていて現物はかなり薄汚いのですが、写真だと今ひとつ見えにくいですね。

 こういう塗装の剥げ方は実際にはあり得なさそうですが、私にとってハゲチョロは手段ではなくそれ自体が目的だから別にいいのです。・・・いや、でもこれはちょっとやり過ぎた感が否めませんが。

 

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