HGギルボウ
 2023年8月発売。何となく他の機体より大柄な印象がありましたが、関節まわりはデイジーオーガと共通パーツです。なお、余剰パーツはありません。やっぱりスケール表記はありませんが、そういうわけで少なくともデイジーオーガと同じ縮尺ではあるはず。
 今回もホイルシールと透明地シールが付属してマーキングの一部がホイルシールに入っています。ほとんどは透明地シールでフォローできますが、ピンク色のシリンダーの色分け&マーキングはデイジーオーガと同様の処理なのと、色分けがホイルシールになっている部分に重なっているマーキングも直接印刷されていいてマーキングシールには入っていません。あとツノの白ラインもホイルシールです。

 まず塗装してマーキングを貼る前の状態。シリンダーだけホイルシールを使ってツノの白ラインは描きましたが、この後でシールを貼る前にちょっと修正しています。あと胸の正面下側の突起の色分けを忘れていたのでそれもこの後で塗り足しました。

 マーキングシールを全部貼った状態。上述の仕様なのでホイルシールの位置に重なっているマーキングは省きました。
 何となく持ち主が好きに書き込んでいそうな感じもある他の機体に対しいかにもマーキング然としたマーキングですが、文字は架空のものみたいで読めません。
 あと以下の写真には肘関節の引き出し構造を伸ばしたままになっているものが混ざっています。マーキング無しの写真は縮めた状態。
 全塗装しました。白の成形色はデイジーオーガのライトグレーとは違って普通に白で、関節部もブルーグレーではなく標準的なグレーになっています。なお、グレーの色味は見本写真より明るめ。あと左肩と爪先の成形色はやや暗めの緑でビリジアンみたいな色味。
 ライトグレーと赤は成形色に無くて、上腕やリアスカート等のライトグレー、ノズル内の赤はシールもありません。コクピットハッチの赤はシールで処理されていますが、赤くはないですが別パーツにはなっています。あと、かかとの白いパーツの先端や前腕側面のグレーも不足。
 左肩と爪先は好みで緑寄りのダークグレーを塗ってみましたが、上からマーキングを貼ることを考えるとグレーに寄せるのはともかく暗くしたのは失敗だったかも。まあ貼った後なのでもう手遅れですが。
 目立つ位置にあるツノの白ラインをどうするかという問題はあるものの、色使いがシンプルで全体としてはホイルシールへの依存度も低いので、塗装はデイジーオーガほど手間ではないです。
 関節まわりは共通パーツなので構造も同様。
 あと脚部のローラーは無くなっていて代わりにノズルが付いていますが、ローラーを挟み込むパーツは共通。

 コクピットとコフィンの内装は専用パーツ。コクピットハッチが前にスライドして開くのは同様ですが、コフィンのハッチは観音開きではなくヒンジ2つの組み合わせで面の向きを変えずに斜め前に展開する構造。

 コクピットには着座姿勢の黒仮面が、コフィンには直立姿勢のシュネーが入ります。
 今回もコフィン内部に特に固定用の構造は無いですが、凹部の左右幅が袖の膨らんだ部分とほぼ同じなので入れただけでほぼ固定されます。

 シュネーは単体での展示も可能。なお、白成形ですが機体の白とは色味が相違するのはデイジーオーガと共通です。

 そういうわけで各部の関節の位置関係はデイジーオーガとほぼ同じですが、外装がゴツくなって大型化しています。

 武装は手持ちのライフル、左の前腕に固定されるエネルギーインパクトブレード、背面に付けるミサイルランチャーが付属。銃と背面の装備位置と接続方法はデイジーオーガの武器と同様ですが、腕武器は上述のように固定でデイジーオーガの前腕にあったジョイント穴もありません。
 手指はデイジーオーガと共通パーツで、親指以外の差し替えで平手と銃器用に組み替え可能。
 なお、ブレードは挟み込みなので着脱できませんが、構造上は右腕に装備した状態に組むことも可能。厳密には手首付近の斜めのスリットが左右で逆になっていますが、そこを気にしなければ組んだ後で腕ごと入れ替えるか、あるいはそのスリットが入ったパーツも入れ替えて左右逆にすることもできます。キットが2セットあれば左右対称に組むことも可能。
 脚部の変形は手順が変更されていて、静止時から歩行形態への移行は足首の可動軸を曲げるだけで可能に。
 デイジーオーガのものと成形色(グレー)以外全く同じ簡易台座も付いていて、歩行形態の補助に使えます。

 ホバー形態ではかかとのパーツを交換しますが、デイジーオーガのローラーと違ってノズル基部にパーツを追加して延長したりはしません。あとローラーと違って足を接地させないのが前提の形態なので基本的に台座を使うことになります。

 ライフルは銃口のみ別パーツの3パーツ構成で特にギミック無し。他の機体の武装と比べて技術水準が違う感のあるブレードに対し普通っぽいですが、これも説明書によると弾丸加速式ライフルだとかで通常の火器とは違うようです。
 ミサイルのハッチは可動で開閉可能。中身は一体成型で、シールが24枚付属します。
 本体背面には左側にもジョイントがありますが、ミサイル側の接続基部が下に寄っているので基本的には右用。

 エネルギーインパクトブレードは可動で展開してからクリアパーツの刃を取り付けます。本体側のピンクのスリットはシールが付属。

 

 

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