HGジプシー・アベンジャー DXセット
 パシフィックリム:アップライジングからのキット化で、公開前の2018年3月に3種+αが同時発売されています。
 3種のうちジプシー・アベンジャーのみ通常版とDXセットの2種があり、セット版もキット本体は全く同じ内容ですがLEDユニット(イエロー)と台座が追加されています。パッケージは専用のものですが、説明書は通常版のものと共通で、追加分のみの説明書が別途追加されています。
 なお、LEDユニット(イエロー)は単品版も同時に発売されていて、通常版に組み込むことも可能。
 説明書の表紙にはROBOT魂のパッケージ背面のものと同じ英文の簡単な機体解説が載っていますが、それ以外には設定への言及は一切ありません。
 マーキングは透明地のシールで付属。
 ランナーには特に用途の不明なスイッチとかは無いです。あと、関節まわりのパーツのうち外観にあまり影響しないパーツがランナー1枚に集約されていて、同時発売の3種で共通になっています。

 ※ほぼ素組みですが、拳のみ人差し指と小指の側面の曲げた部分の隙間になっているはずの部分を切除して、そのままだと穴が貫通するので中にプラ材を詰めて段落ちにしています。
 全塗装しました。1枚目はベタ塗りの塗装のみ、2枚目はスミ入れも兼ねてガンダムマーカーのリアルタッチを塗りたくってから拭き取ったもの、3枚目がさらにガンメタでドライブラシをかけて胸のクリアパーツにつや消しと蛍光オレンジを軽く塗ってからマーキングシールを貼った状態・・・ですが、シール以外の差異はわざわざ並べるほどでもなかったですねこれ。
 背面上部の四角いパネルと足首側面の突起付け根のガンメタがシール(ホイルシールは付属せず、マーキングと同じ透明地)で処理されていて、あとスネ上端の青い部分が下のガンメタと一体成型になっていますが、他はだいたい色分け済み。装甲の成形色はROBOT魂とは違ってメタリックではなくソリッドカラーです。塗装は成形色の青緑よりやや青に寄せた感じにしています。ガンメタは焼鉄色をそのまま塗りましたが、成形色も近いです。
 マーキングは一部に余白もありますが、切り取ってしまった方がエッジからはみ出たりディテールに被さったりしにくくなるので結果的に貼りやすいです。
 関節構造は最近のHGガンプラに近いですが、ポリパーツ不採用で可動軸はほぼKPSで構成されています。

 眼は不透明の金色成形。胸のタービンはクリアパーツです。
 クリアパーツはちょっと暗い感じなので、発光させる気が無いなら内側に銀色を塗るなりアルミテープか何かを貼るなりした方がいいかも。

 太さはガンプラ1/144と同程度で縦に長くて、ROBOT魂よりは小さ目。胸部上面やスネ後部等、ROBOT魂よりガンメタの色分けが増えています。
 ROBOT魂とは眼の形状が相違しています(ROBOT魂はV字状でHGはY字状)。あと頭部の赤ラインや肩側面の白いマークはROBOT魂にしか無いですが、脚の赤ラインや肩正面・上腕の紅白ラインはHGにしか無かったりで、マーキングもあちこち相違しています。
 予告編と公式サイトのトップに置いてある静止画でも眼の形状に違いがあるので、どうも開発の資料にしたCGが双方で違うっぽいですが。

 上述のように関節構造はだいたいガンプラHGと同様で、腕や脚の付け根にはPC-002のポリパーツとほぼ同じ形状のKPSパーツが入っています。
 可動範囲もガンプラと似たような感じですが、デザインの都合で足首はあまり横には曲がりません。

 オプションは右腕用のグラビティスリング、左腕用のプラズマキャスターとチェーンソード、右の平手と、あとDXセットには上述のように台座とLEDユニットも付属。
 台座自体は特に専用のものではないですが、成形色が本体色に合わせてある他、台座用のシールも付属します。

 武装はいずれも差し替え式。左右片側用のデザインですが、基部のジョイント自体は左右共通なので見た目はともかく逆に付けること自体は可能です。
 指状の部分は元の手指が変形しているっぽい形状ですが、見本写真ではガンメタだったのでそのようにしました。

 予告編では刃がオレンジ色に発光する剣を両腕から展開していましたが、それは付属しません。
 台座との接続部は腰後部のカバーを外した中身の穴で、HG-UCヅダやアッシマーと同じ角形なので、アクションベース2には対応していますが3ミリ軸の台座は無理。
 なお、付属台座は支柱の先端の3ミリ軸にさらに角形に変換するコネクタを追加した構造なので、このパーツがあれば他の3ミリ軸台座にも接続できます。

 LEDユニットで発光させるとこんな感じ。例によってスイッチが露出しないのでON/OFF操作が不便ですが、背中の外装を外すだけで着脱できるので汎用LEDユニット対応キットの中ではまだ楽な方です。
 ガンプラ付属のLEDが実質赤と黄緑の二択だった頃はPGガンダムの眼の発光色がMk-UやZと同じ黄緑だったりしましたが、これは黄緑ではなく若干オレンジ寄りの黄色なのでRX-78に仕込むのにもよさそうな感じです。


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