HG1/72アメインゴースト
　2021年12月発売。作中2回目以降の出番では頭部、右腕、背面装備が変更されていましたが、キットは初登場時の状態を再現したもの。なお、その2回目の方もMk-�Uとしてウェブ限定で発売予定です。
　なお、ランナー構成的には頭部と右腕のパーツが独立したランナーに入っていたり、背面装備のパーツはランナー上でスイッチで区切られていたりするので、Mk-�Uではこちらでしか使わないパーツが余ったりはしなさそうです。

　全塗装しています。成形色は外装がバンイップの関節部と同じ色、関節部はケンブやビャクチと同じ色です。
　赤の成形色は外装は暗めで、センサー類はカラーガイドだとメタリックで指定されていますが成形色は原色に近い不透明の赤になっています。あと背面装備の上面のは頭部センサーと同じ成形色ですがリアスカートのは暗い色で、実際センサーではない扱いなのかランナー構成の都合なのかはよくわかりませんがとりあえず地色に合わせて塗りました。
　外装の赤はだいたい色分け済みですが、左手の丸いモールドはシールで、顔の左下の開口部は色分け無し。あと左手の爪は可動軸から下が丸ごと赤いので上の方を黒く塗る必要があるのと、足先の爪の丸モールドも色分けが足りません。
　今回は関節周りも新規パーツですが、構造は大筋では既出のものと同様。ただ、ビャクチと同様に足首を横に曲げる可動が無くて、かかとに相当する部分（後部クロー）だけ横に回るようになっています。

　頭部も赤は上述の開口部以外色分け済み。左右の眼の縁の黒は塗る必要があります。
　顔のダークブルーも成形色で色分け済みです。

　他の既出キットよりかなり大柄です。

　作中ではその場で敵から銃を奪って使っていましたが、キットには手持ち武器は何も付属しません。
　手は左の爪が可動式、右手は穴開き拳と平手が付属。なお、メイレスと違って両手とも指の配置が掌に対し左右対称というか両端に親指が2本あって間に長い指が3本あるような感じなので、左右の入れ替えも可能・・・ですが、右の平手は指の曲げ方が非対称で右手として使う前提っぽい造形になっています。
　拳の方の右手には他のキットの武器を持たせることも可能で、そのために手の甲の装甲がスライドしますが動かさなくても穴は半分くらい露出しています。あと形状の問題でトリガーガードがあるものやグリップの端が太くなっているものは持てないし、穴の形状は板状のグリップにのみ対応していて3ミリ丸軸は入らないし、穴の手前の指にけっこう幅があるのでグリップの前の空きスペースが狭いもの（30MMのラビオットの銃とか）も駄目だしで、実のところ用途はかなり限定されます。

　左手の爪は5本とも同じ形状で、中途部で曲げられます。爪の発光部は青いシールが付属しますが、発光していない状態にするなら塗るしかないです。
　なお、Mk-�Uには腕から射出するケーブルが付属予定ですが、これにも左手首付近にリード線が挿せる穴はあります。

　背面のジャマーは可動式で展開。ユニット自体を基部に対して横に曲げられますが、ジャマーの下側は接続アームに対し固定されているので閉じたまま全体を上に曲げたりはできません。ただ、ジャマー基部は胸と肩の間にある板状のブロックにつながっていて、これは肩の付け根の軸に付いていて回転可能なので、この可動を使えばある程度上下に動かせます。

（※追記2021.12.30）足先が前後逆だったので写真を差し替えましたが、せっかくなので元のものも残しておきます。