HG1/72境界戦機ウェポンセット5
 2023年6月発売。いわゆる武器セットの第5弾です。
 セット4までは基本的にフルキットに付属していた武器パーツだけまとめて再録したもので、輸送メカのボーナスパーツとかウェブ限定キット用の新造武器とかも入っていたりはしましたが、今回はHJ誌2022年10月号付録の境界戦機ウェポンセットHJ Ver.が丸ごと入っていてそれ以外のものは入っていません。厳密には付録と同じランナーが2枚入り(付録版を持っていないので成形色の相違は確認していませんが、写真で見た感じだと明確な差は無さそう。なお、今回のはビャクチの関節部と同じ色です)。
 雑誌や書籍の付録キットは別の本の付録で再登場したり仕様を変えたものがイベント限定品になったりパーツを流用したウェブ限定キットとかはありましたが、ほぼ同じものが後でキットのみ一般販売になるというかなり珍しい事例。一応HJ絡みだとMAXの朽ちダグラムも後で成形色を変えたものが一般販売されていますが。
 ビャクチ用の増加装甲、180mm背部懸架型自動擲弾砲、200mm戦闘杭射出機、超熱振式戦闘湾曲刀と、あと左の銃持ち手が付属。いずれも外伝フロストフラワーにおけるビャクチの最終決戦仕様の装備。その仕様を完成させるには他にアサルトライフルも必要ですが、それは発売予定のウェポンセット6に付属することがこれの発売前後に判明しています。
 増加装甲は基本的に3ミリ軸接続ですが、太股のものはビャクチ本体に密着する形状なのと、境界戦機のビャクチ(とまだ発売していないゴウヨウ)以外の機体は3ミリ穴が少ないのもあってか、見本写真でも装甲はビャクチに付けたものしか掲載されていません(武器は他のメイレスへの装備例もあり)。
 あとパッケージのCGでは武器のセンサーに色が付いていますが、シールは付属しません。

 まず装甲をビャクチに付けた状態。成形色は上述のようにダークグレーですが、本体に塗ったブルーグレーに合わせています。
 肩、太股、膝の3ミリ軸で接続する構造。肩と膝下側面のものは板を3ミリ軸で付けているだけなので3ミリ穴さえあれば使い回しもできますが、太股のものは中身にフィットする形状のうえに膝上の隙間を位置決めに使っているので実質ビャクチ専用です。
 逆に肩と膝下の装甲は丸軸1箇所で接続しているだけで特に位置決めの構造は無いので、角度はてきとうに調節することになります。

 武器を積んだ状態。なお、元々の装備のうちミサイルとシールドは追加装備と位置が重複するため同時装備はできませんが、作中での配置を無視して刀は収納せずに手持ちすればこのキットの追加装備1セット分とビャクチの自前の武器全部の同時装備も可能。このキットの武器2セット分を全部同時に積むことも一応できますが、その場合ビャクチ自体の武器は全部余ります。
 180mm背部懸架型自動擲弾砲(肩キャノン)は背面ウェポンラックのアームに3ミリ軸で接続して装備しますが、砲側の基部に横ロールがあるので砲身を左右に振れるようになっています。デフォルトの装備位置は左側ですがマガジンの差し替えで右にも対応。なお、マガジンの突起が銃身の接続穴を貫通して反対側を塞ぐ構成なので余計な穴の露出も無いです。ただ、左右非対称なセンサーは本体に一体化しているので反転したりはできません。
 200mm戦闘杭射出機は前腕の3ミリ穴に接続。これもマガジンの付け替えで左右どちらにも対応できますが、こちらは使わない方の接続凹部が露出します。

 現時点ではアサルトライフルが無いので、ビャクチの60mm携行機関砲をウェポンセット1から追加して2丁にしてみました。上述のように左の銃持ち手はこのキットに付属しているのでそれを使っていますが、丸ごとグレー成形なので白は塗る必要があります。
 ビャクチは肩の3ミリ軸が付いたブロックが上下旋回可能なので、腕武器を付けた状態で肘を曲げても肩の増加装甲を跳ね上げて干渉を避けられます。

 超熱振式戦闘湾曲刀は背面ウェポンラックの右側に装備する他、手でも持てます。
 戦闘杭射出機は杭がスライド可動。

 

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