ダンボール戦機 000 LBX AX-00
 2019年4月にリニューアル再発売されたキットのうちの1つ。リニューアル版はポリパーツの材質変更、一部キットに色分けを強化したパーツの追加、ボードゲームおよび説明書漫画の廃止といった仕様変更が入っていますが、大筋では以前のキットと同様の仕様になっています。
 で、AX-00は旧シリーズのラインナップには入っていませんでしたが、当時原作ゲームに同梱されていた本体キットに当時キャンペーンで配布された武器パーツを追加したもので、特に新造されている部分はありません。
 今回のリニューアル版シリーズではパッケージデザインも以前のものをベースに細部が変更されたものになっていますが、他のキットには今回もバンダイのロゴとは別に作品内メーカーのロゴが付いているのに対し、これのみそれが無いです。
 あと当時は武器が付属していなかった関係でボードゲーム用のダイスは元々本体パーツの分のパネル4枚しか付属しませんでしたが、今回さらにゲーム自体の廃止のためにそのパネルに貼るシールもオミットされていて、結果として特に使い道の無い板状のパーツが4枚余ることになります。

 ポリパーツ以外は全塗装しています。色味はだいたい成形色に寄せていますが、各部の丸モールドはそれ以外のグレーとは色味を変えてみました。
 色分けは額の赤丸、眼と周囲の赤ライン、胸の黄色、手の甲の青、側頭部と腰装甲のグレー、脚部以外のグレーの丸モールド等が不足し、一部はシールが付属。頭の赤いスリットや胸のグレート赤等は色分け済みで、あと肩装甲は丸ごとオレンジイエロー成形。
 元々は通常ラインナップのキットではなかったためか、腰装甲が一体化していたり胸の中にコアチップを入れられるギミックが無かったりと、やや簡略化された構成。

 頭部や胸も含めて、クリアパーツは使われていません。

 武器は鋼鉄棍とオートマチックガンが付属。当時のキャンペーン品は未入手ですが、ランナータグの刻印が”2011”なのでそれの流用で間違い無さそうです。ところで発売前に出ていた商品情報には何故かオートマチックガンのみ記載されていませんでしたが、余剰パーツ扱いとかでもなく説明書では普通に付属品として扱われています。
 手は右が拳、左が平手のみ。なので武器は2つありますが片方しか持てません。
 武器はいずれもグレー単色成形。

 キットの構造自体はそのままなので、関節も2期以降の改良版ポリパーツではなく初期型に準じた構造。さらに腰装甲の独立可動がオミットされているので、股関節の可動は他のキットよりかなり制限されます。

 一応腰装甲が丸ごと上にスライドするギミックがあるのでそれを使えば開脚範囲をいくらか拡大できますが、胴体の見た目がちょっと残念なことになります。
 ポリパーツの材質変更に関しては、軸関節については以前より固くなった印象ですが、ボールについてはそんなに変わらない気もします。ただ、当時のキットは組んだ後の股関節や足首のヘタりがかなり強かったので、その辺が改善されているかどうかはしばらく期間を置かないと判断できませんが。

 

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