HG1/144マジンガーZ(マジンガーZ INFINITY Ver.)
 新作映画でのデザインに準拠したキット。スケールは1/144ですが、INFINITY版では全高が当初の18メートルではなくグレートに合わせた25メートルになっているので(というかグレートマジンガー終盤で復帰した時点でほぼグレートと同じサイズで描写されていますが)、箱も中身も1/144のガンダムより大きいです。

 全塗装しています。外装をメタリックと光沢で仕上げるとどうなるかという例はもうMETAL BUILDがあるので、違う仕上げを試してみようかということで装甲はガサガサのつや消しにしてみました。というか白と黒には銀を少し混ぜていますが、写真だとほぼわからない程度です。
 関節まわりはガンメタを塗って、あと装甲の凹部も塗っています。隙間は装甲が無いのではなく内側にもう1枚装甲が入っていると考えた方が自然だとは思いますが、装甲の質感を地味にした代わりにそこでハッタリを足してみたというか。あと白い部分も最初は隙間にガンメタを塗っていましたが、コントラストが強すぎたので後で銀に塗り替えました。
 成形色だと頭や腹等は銀色、青はカラーガイドだとブルーバイオレットとなっていますが成形色は青というよりほぼ暗い紫みたいな色。関節はオリジン版ザクとかと同じ成形色です。
 色分けはスクランダーにちょっとシールを使いますが、他はパイルダーの黄色以外だいたい色分け済みです。
 装甲の大半は凹凸に合わせて分割されていますが、スネや前腕の後ろ側はど真ん中に合わせ目が出ます。
 関節はポリやABSは不採用で、ほぼKPSで構成されています。フレーム構造ではないし同価格帯のガンプラと比べるとシンプルなつくりですが、HGとしては可動軸がかなり多め。

 ブレストファイヤーの放熱板はクリアパーツで、片側1パーツ構成で裏面にディテールが入っています。向こうが透けて見えるのはどうなのかと思ったので、裏はシルバーとクリアレッドを塗っています。で、反射率の高いシルバーはたいていクリアコートで光沢が落ちてしまいますが、裏に塗る場合はどういう影響が出るかよくわからなかったので、念のためにAMCスーパーミラー(AMCクリヤーを使えばコーティングとその上からの重ね塗りも可能)を使っています。
 眼は不透明の黄色成形ですが、ついでにスーパーミラーからのクリアイエローで仕上げています。
 パイルダーのキャノピーは無色クリア成形なのでクリアブルーを塗りました。

 パイルダーは差し替え無しで分離変形可能。

 そういうわけで25メートル設定なので、同スケールのガンプラの大半よりは大きいです。

 脚の付け根は軸が左右個別にスイングで上下して、上に曲げると隙間が抑えられて下げると前後にも大きく曲がる、という構造。
 肘は2重関節で装甲の一部が関節ブロックと一体化しているので深く曲げられますが、膝は裏の装甲が特に分割されていないのでこの程度が限界です。

 足首は多重関節ですが引き出し構造とかは無いので、開脚で接地できるのはこの程度まで。

 アクションベース4とだいたい同じものが丸ごと付属。ロケットパンチ用エフェクトはクリアレッド成形で2つ付いています。
 ロケットパンチを外すと肘に軸が露出しますが、それを隠すディテール付きの蓋パーツも付属。

 差し替えでドリルミサイル発射ポーズを再現できる肘パーツも付属。
 ミサイルパンチは再現できませんが、腹は中にボール受けが詰まっていてスペースに余裕が無いので構造的に差し替えでも無理っぽいです。

 ジェットスクランダーが付属。ノズルの少し上と垂直翼の凹部はダークグレーのシールが付属しますが、垂直翼の赤い模様は再現されていません。見本写真で尾翼の側面が見える写真も無いので塗装も省きました。
 主翼は基部で曲げられます。

 台座用に股間を挟み込む構造のジョイントが付属。本体側に穴とかは無くて挟み込むだけですが、専用パーツなので安定します。
 アイアンカッターの展開は差し替え式。刃の出る部分の装甲のスライドも差し替えで再現されています。刃は2組付属して左も展開できますが、専用の手刀状のハンドパーツは右のみ付属。
 あと写真は撮っていませんが、他に指を開いた平手(本来の用途はグレートとの握手用みたい)も右のみ付属します。

 飛行ポーズ用に寝かせた姿勢で乗せる構造の台座用ジョイントも付属。こっちも本体の凹凸にはめ込むだけですが、保持力はけっこうあるのでよほど傾斜させなければ安定します。

 

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