1/144オットリッチタイプ
ウォーカーマシンの中でもかなり大きい方なので、キットも比較的高価です(2005年以降の再販分で定価1200円)。
合わせ目は処理しましたが、形状には特に手を入れていません。
全塗装しています。胴や脚は見本写真だと青いですが、箱絵に合わせてみました。ちなみにウォーカーマシンは設定上特に制式カラーが無いせいか、説明書にも見本写真が載っているだけで塗装レシピはありません。
成形色は赤とブルーグレーの2色ですが、何故か赤いはずのアームが丸ごとグレーだったり逆に砲塔が赤だったりします。
削らないと組めないとかそういうパーツの合いが極端に悪い部分は無いですが、合わせ目には段差が出る部分が多いです。あと上半身というかターレットには接着面が足りなくて組みづらい部分もいくつかありますが、脚の構造が割と単純なのと腕が無くて代わりのアームも可動部は少な目なので、ロボットの古いキットとしてはそんなに難易度は高くない方。
というか組んだ後で思いましたが、ターレット内側のパーツの隙間はエポパテでも詰めておけば安定しそうです。
ザブングルのキットは設定に無いディテールを追加していく路線でしたが、これの場合胴体正面の装甲の隙間から見える中身や機体下面のノズル周りが設定より大幅にごちゃごちゃしてそれっぽい造型にアレンジされています。あと装甲にも一部にディテールが追加されていますが、パネルラインらしきものが凹ではなく凸モールドで入っていたりも。
胴体後部に左右2本ずつ付いている排気管らしきものは穴が開いていないので、ピンバイスで彫っています。
脚の付け根、膝、足首、足先の前後の爪、ターレット基部、クレーンアーム基部、アーム先端の爪、コクピット支持アーム両端、ミサイルランチャー、砲塔が可動。脚は前後に曲がるだけで横には全く開きませんが、こういうデザインなのであまり問題無さそうです。
ターレット基部は戦車のキットみたいな構造で着脱可能。
クレーンアームのワイヤーは付属の糸を張るようになっています。中途部は固定で曲げられませんが、先端に3つある爪はそれぞれ可動。
上半身は小ぶりですが、脚は1/100並みだし胴体も前後に長いしでかなり大型です。ちなみにザブングルは設定重量が113tで他のWMもギャロップ等の小型機を除けばだいたい100〜130tの範囲に収まっていますが、オットリッチは157tもあってWMとしてはぶっちぎりで最重量級です。
なお、荷台に乗せられるジェリカンやコンテナも付属しますが、とりあえず省きました。