プラノサウルス No.04 モササウルス
 2023年6月発売。子供の頃にはまだティラノサウルスが背筋を伸ばしていた世代なもので、モササウルスについてはゾイドのモサスレッジで最初に存在を認識したクチだったりしますが、何となく見た目が好みだったのでこれを最初にしてみました。
 シリーズ共通の仕様として、可動式の恐竜骨格を組み立ててから外装を組み付けて恐竜を完成させる構造になっています(接着しなければ骨格に戻すことも可能)。
 スケール表記は無いですが、おおむねLIMEXの恐竜骨格キットと同程度のサイズ感。台座が共通デザインなのでいわゆる箱スケールのようですが、前脚が極端に小さいティラノがちょっと安くて前後に長いモササウルスはやや高めなので、並べてあからさまに不自然にならないサイズ比を意識してあるようです。これを書いている時点ではまだ他のを組んでいないのでよくわかりませんが。

 シールは台座用の名前がカナと英字の2種と、あと眼と舌の分が付属。

 そういうわけでまず骨格を組んだ状態。暖色寄りの白成形ですが、地色の上から茶色を薄めたものをざっくり塗っています。
 付属の台座はシリーズで共通デザインのようですが、支柱は専用のもので、先端のジョイントで背骨の裏側と噛み合わせて固定します。
 一部骨の隙間が埋まっていたり外装取り付け用の凹部があったり可動部の構造が露出したりもしていますが、パーツ数控え目でさくっと組める割にはそれっぽい仕上がりです。

 支柱と先端のジョイントの接続は3ミリ径なので、ジョイントだけ使って市販の台座に乗せることも可能。
 アゴやしっぽの先端付近は軸可動で、ヒレの付け根と胴体の節はボールジョイント。全部KPS製で、LIMEX版と違って保持力は高めです。
 外装を付けると可動が制限されるので、この状態の方がよく動きます。

 外装を付けて地色に合わせてざっくり塗った状態。眼も塗装しました。
 台座は同じものを使いますが支柱は1本追加して、固定ジョイントの代わりに胴体を上に乗せる円弧状の受けパーツを付けます。なお、骨格用ジョイントは台座裏面に収納可能。
 で、これにマーカーでざっくり濃淡を付けて仕上げにしようかと思っていましたが、この段階でいや恐竜の体表の色って別に決まっていないよな、と気が付いたので(遅い)、

 ダークブルーの部分をグレー2色で塗り直して、色の境界をぼかす感じでドライブラシしてみました。腹部の色の境界はパーツの分割線が出るから塗装だけだとどうしようもない感もありますが、仮に分解ギミックを殺して接着して処理したとしても関節の分割線は残るし、もう見なかったことにします。
 本来どこで色分けするのが正しいのかはよくわかりませんが、せっかくなのでヒレの裏面も白っぽく塗ってみました。
 シリーズで1個目に組んだキットということで水棲生物として無難な色使いを意識したのと、あとグレーを緑に寄せたのは若干のモサスレッジオマージュも無いでもないです。

 歯は骨格のものが露出する構造。口の中には舌とその周囲の部分を覆うパーツも入りますが、上顎の裏は骨が露出します。他にヒレの付け根も動かすと骨がチラ見えしますが、その辺はとりあえずそのままで。

 骨格のしっぽ先端の可動が全く機能しなくなるのと他も外装が干渉するので、可動範囲は狭くなります。あと台座には固定ではなく乗せているだけというのもポージングの自由度に影響します。

 

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