HG Amplified IMGN 龍神丸
 2022年7月発売。新シリーズ・HG Amplified IMGNの第1弾で、魔神英雄伝ワタルの龍神丸を高頭身にアレンジしたもの。ワタルは間にOVAを挟んだTVシリーズ2作目までは旧タカラが商品展開をしていて、その頃にも超魔神伝説という派生作品で頭身の高いソードマスター剣王龍神丸(※超魔神英雄伝ワタルの剣王龍神丸とは別人)その他がプラモデル形式で発売されていました。そっちはアニメ版デザインに無いシールドやガントレットが追加されていたり肩以外にも各部に金色のエングレービングが付いていたりで今回のものとはアレンジの方向性に違いがある一方で、アニメ版デザインには無いスネ下部の爪のような突起がソードマスターとHGには共通して生えていたりもするので、意識していないこともなさそう。
 あと、とりあえずランナー構成的には特にバリエーションを想定している感じは無さそうです。

 金色は両面つや消しメッキ仕様。それ以外は全塗装しました。成形色は白が若干ラベンダー寄りのグロスインジェクションで青は明るめで紫寄りで赤がメタリック、グレーは標準的な色味のKPSですが、赤以外は艶消しにしつつ白と青はアニメ版の印象に寄せる方向で調整しました。あと個人的に龍神丸の手指は白という印象が強かったのでそこのみ配色も変更。
 頭部の緑色のみホイルシールが付属し、あと胴体の丸い黄色はジュエルシールで、他はパーツで色分け済み。分割の都合で肩装甲の裏が赤かったりはしますが、成形色仕上げならほぼ塗装不要です。
 前腕の形状等は上述のソードマスターより元デザインに近い印象。あと胸や脚はグレーのフレームに装甲を着せたようなアレンジになっていて、隙間から中身が露出する部分が多いです。
 関節はポリとABSは不採用でKPS主体。ただ、外装にはKPSがほとんど使われていないのが最近のこの辺のHGではちょっと珍しい構成です。
 首、腹部、手首、親指の付け根、サイドスカート基部がボールジョイントで他は軸可動の組み合わせ。股関節のスライドは無くて、肘はいわゆるガワラ曲げが可能な構造になっています。

 眼はクリアグリーン成形。赤は肩等と同じ色です。
 勾玉は6個がそれぞれ別パーツ化されています。

 ガンプラで言うと1/100よりちょっと小さいくらい。

 武器は登龍剣のみ付属。あと後述のように肩の爪は武器として使えますが、飛龍拳(胸の穴から出る鎖)はありません。
 手は親指以外を交換する方式ですが、指が反り気味の平手とグリップが太めの剣に合わせた握り手の2種しかないので、商品説明に「高頭身ならではの長い手足を活かした徒手空拳アクションが新たな魅力を増幅」とある割に素手の拳にできなかったり素立ちに合うものも無かったりで不便です。
 剣は専用のマウントパーツを介して背中に取り付け可能で、背中との接続は丸軸なので角度を変えられます。
 剣の黒の色分けはプラスティックシールが付属して、今回は周囲がメッキ面で塗装を失敗すると大変そうなのもあってそれを使いました。

 肩の爪(アニメ版では龍爪ですがこっちの説明書には特に名前の記載無し)は外して腕に装着可能ですが、実際に両方の形態で使うのは白い部分だけで、爪自体は伸ばしたものに丸ごと交換します。あと爪を外した状態の肩はジョイントが露出して、特にデザイン的に処理さたりもしていません。

 

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